経済産業省が「セキュリティサービス品質の判断基準」の第2版を公開「どの資格があれば『専門性を満たしている』といえるか」など具体的な例示も

経済産業省は「情報セキュリティサービス基準」と「情報セキュリティサービスに関する審査登録機関基準」を改訂した。これまで「附則」としていた7項目を「情報セキュリティサービスにおける技術及び品質の確保に資する取組の例示」として独立させた。

» 2022年02月03日 08時00分 公開
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 経済産業省は2022年1月31日、「情報セキュリティサービス基準」と「情報セキュリティサービスに関する審査登録機関基準」を改訂し、それぞれ第2版として公開した。

画像 情報セキュリティサービス基準 第2版の表紙(提供:経済産業省

情報セキュリティサービス審査登録制度の普及を図る

 情報セキュリティサービス基準と情報セキュリティサービスに関する審査登録機関基準は、専門知識を持たないサービス利用者が、サービス事業者や提供されるサービスの品質を判断するために利用できる。経済産業省が2018年2月に初版を公開した。初版が公開されてから時間がたち、「一定の企業においても活用が進んでいるため、今回の改訂に至った」と経済産業省は述べている。

 同省は、情報セキュリティサービス普及促進に関する検討会を開催し、情報セキュリティサービス審査登録制度の普及を図るためにそれぞれの基準の改訂を検討してきたという。経済産業省は「第2版公開に伴い、同検討会での有識者による意見やパブリックコメントを踏まえた」としている。

 情報セキュリティサービス基準第2版は、初版で「附則」としていた「資格要件」「専門家コミュニティー」「参照する基準」「継続教育」など7項目を、「情報セキュリティサービスにおける技術及び品質の確保に資する取組の例示」として独立させた。この変更に伴い、情報セキュリティサービスに関する審査登録機関基準も改訂した。

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