企業の60%がゼロトラスト採用へ、しかしメリット享受は? Gartnerがセキュリティ将来予測消費者のプライバシー権への対応も重要に

Gartnerによれば、消費者のプライバシー権への対応や、SSEプラットフォーム戦略などの8項目が、2023年までにサイバーセキュリティ関連で重要になるという。

» 2022年06月28日 16時15分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Gartnerは2022年6月21日(米国時間)、2022〜2023年のサイバーセキュリティに関する予測のトップ8を発表した。サイバーセキュリティのリーダーに対し、今後2年間のセキュリティ戦略の前提としてこの予測を据えるよう、勧めている。

Gartnerが発表したサイバーセキュリティに関する8つの予測(提供:Gartner)

消費者のプライバシーに対応する

 2023年までに、消費者のプライバシー権確保を企業に対して求める政府規制が、50億人の市民と世界のGDP(国内総生産)の70%以上をカバーする。

 2021年時点で、50カ国の約30億人の個人が、企業が提供する消費者のプライバシー権にアクセスでき、プライバシー規制は拡大し続けている。企業が非効率な点を特定し、自動化を加速させるために、主体の権利要求に関する指標(要求当たりのコストや処理にかかる時間など)を追跡することを、Gartnerは勧めている。

SSEプラットフォーム戦略が重要に

 2025年までに企業の80%が、単一ベンダーのSSE(セキュリティサービスエッジ)プラットフォームからWeb、クラウドサービス、プライベートアプリケーションへのアクセスを統合する戦略を採用する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。