シフトレフト実現を左右する「静的アプリケーション診断ツール」、3つの誤解とはシフトレフト実現に役立つ

Mendは静的アプリケーションセキュリティ診断ツール(SAST)に関するよくある3つの誤解を解説した。シフトレフトを実現しようとする開発者を邪魔しないツールが望ましいという結論だ。

» 2022年07月29日 13時30分 公開
[@IT]

 アプリケーションセキュリティベンダーのMendは2022年7月14日(米国時間)、「SASTツールによるアプリケーションテストに関する3つの大きな神話」と題して、静的アプリケーションセキュリティ診断ツール(Static Application Security Testing:SAST)に関するよくある誤解を解説した。

 SASTはアプリケーションのソースコードを評価し、潜在的な脆弱(ぜいじゃく)性を検出するための主要な手法の一つだ。SASTは開発ライフサイクルの初期段階においてアプリケーションのセキュリティを強化し、セキュリティのシフトレフト実現において重要な役割を果たす。

 しかし、SASTツールの実装に関連する神話が数多く存在するという。Mendはそのうちの3つを紹介した。

神話1 全てのSASTツールが実行するテストはほぼ同じだ

 SASTツールがどれもほぼ同じテストを実行するというのはよくある誤解だ。主に2つの留意点がある。

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