Microsoftは年次イベント「Microsoft Ignite」において、包括的な開発者向けプラットフォームである「Microsoft Cloud」を利用して、企業がイノベーションを加速できることを強調し、その中核を成す基盤である「Microsoft Azure」と関連ツールの新展開などを紹介した。
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Microsoftは2022年10月12日(米国時間)に開催した年次イベント「Microsoft Ignite」において、包括的な開発者向けプラットフォームである「Microsoft Cloud」を利用して、企業がイノベーションを加速できることを強調し、Microsoft Cloudの中核となる「Microsoft Azure」と関連ツールの新展開などを紹介した。
Microsoftは「企業は常に、より少ないコストでより多くのことを実現するという経済性を追求しているが、デジタルソリューションに対する需要の急増や、専門スキルを持った技術者の不足が深刻化しており、IT開発戦略をこうした状況に適合させることが必要になっている」という認識を示した。
Microsoft Cloudは、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通じてチームを支援することを目的として構築されている。Azureは、堅牢(けんろう)かつレジリエント(強靭《きょうじん》で回復力の高い)で、スケーラビリティを備え、運用と保守が容易なアプリケーションを迅速に構築できるクラウドインフラを提供する。
その上で、これらのニーズへの対応と開発者などのエクスペリエンス向上を目指したAzure製品やサービスの開発と提供に関するニュースに加え、Azureと関連ツールの特徴を紹介した。
高性能なクラウドベースのワークステーションを開発者に提供する「Microsoft Dev Box」とAzure Deployment Environmentsの組み合わせにより、どのプロジェクトでも、完全にクラウドベースのワークフローを利用できる。IT管理者はこのワークフローを完全に管理できる。
Azure Deployment Environmentsは、プロジェクトの実行に必要なインフラを、オンデマンドで迅速にクラウドで立ち上げることができるサービスだ。「Azure Load Testing」により、開発チームは自信を持ってスケーリングとパフォーマンスの目標をテストし、達成できる。
GitHubの開発者向けセキュリティツールを「Azure DevOps」サービスで利用できる。優れたコラボレーション機能と自動化により、Azure DevOpsのワークフローとプロセスを効率化できる。
Azure DevOpsの開発ワークフローでネイティブアプリケーション向けのセキュリティソリューションを使って、ソフトウェアライフサイクルを通じてオープンソースの依存関係、カスタムコード、機密事項を管理できる。
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