Cloudflareは、2022年のインターネット、セキュリティ、オンラインサービスのトレンドや傾向を分析したレポート「Cloudflare Radar 2022 Year in Review」を発表した。
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CDN(Content Delivery Network)やインターネットセキュリティサービスなどを手掛けるCloudflareは2022年12月22日(米国時間)、2022年のインターネット、セキュリティ、オンラインサービスのトレンドや傾向を分析したレポート「Cloudflare Radar 2022 Year in Review」を発表した。
以下では、同レポートのうち「トラフィックのトレンド」「メタバースおよびゲーム分野の人気ネットサービス」「Mastodonへの関心」「IPv6の普及」について、概要を紹介する。
世界のインターネットトラフィックは2022年に23%増加した。年初は減少したものの、北京冬季オリンピック開催に伴ってわずかに増加し、終了後の数週間は再び減少した。その後、数カ月にわたって微増を続けて6月にまた減少に転じた。
だが、7月に底を打った後、年後半はかなり安定した成長率で推移し、11月下旬に急増した。FIFAワールドカップ カタール大会が開催されたことに加え、ホリデーシーズンのショッピング需要でブラックフライデーに2022年最大のオンライントラフィックが観測されたことが要因だ。
メタバースおよびゲーム分野で2022年に最も利用されたインターネットサービスは、Robloxの社名と同名のサービスだった。Robloxサービスでは、ゲームを作成、共有したり、他のユーザーが作成したゲームをプレーしたりできる。メタバースは、現実世界とは異なるコンピュータネットワーク上に構築された3次元の仮想空間やその中でのサービスだ。
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