Googleらが共同開発、AI/機械学習を支援するオープンソース技術「OpenXLA」とはAIの開発シーンで生まれる悩みとは

AI/ML業界の多くの主要企業が共同開発しているオープンソースMLコンパイラエコシステム「OpenXLA」の利用と貢献が可能になった。

» 2023年03月15日 08時00分 公開
[@IT]

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 Googleは2023年3月8日(米国時間)、AI(人工知能)/ML(機械学習)業界の多くの主要企業が共同開発を進めているオープンソースMLコンパイラエコシステム「OpenXLA」(XLA:Accelerated Linear Algebra)の利用と貢献を可能にしたと発表した。

 OpenXLAの開発にはAlibaba、Amazon Web Services(AWS)、AMD、Apple、Arm、Cerebras、Google、Graphcore、Hugging Face、Intel、Meta、NVIDIAなどが参加している。

利用するフレームワーク増加に伴うサイロ化が課題に

 現在のML開発、導入では「TensorFlow」「PyTorch」「JAX」といったMLフレームワークや、多種多様なハードウェアの利用により、インフラが断片化、サイロ化していることが問題となっている。問題の背景には、現実世界における複雑な問題を解決するため、MLモデルのパラメーター数が指数関数的に増加していること、ディープラーニングの計算量が半年ごとに倍増していること、開発者がインフラのパフォーマンスの最大化と最大限の活用を追求していることがある。

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