Googleは、2022年11月に提供を開始したAI活用の洪水予測プラットフォーム「Flood Hub」を世界80カ国に拡大すると発表した。洪水のリスクにさらされる4億6000万人の人々に、洪水発生の7日前から早期予測を提供する。
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Googleは2023年5月22日(米国時間)、自然災害への取り組みの一環として、AI(人工知能)を活用した「Flood Hub」を世界80カ国に拡大することを発表した。アジア太平洋地域、ヨーロッパ、アフリカ、中南米など、60の地域を追加することで、Flood Hubプラットフォームは人口の多くが洪水リスクにさらされる地域をカバーし、過酷な天候を強いられる可能性のある世界4億6000万の人々を支援する。
洪水は自然災害の中でも気候変動の影響で、規模が拡大するとともに発生頻度も増加している。人々の安全と生活に脅威をもたらす洪水は、世界中で年間2億5000万人以上の人々が影響を受けており、経済的な被害は約100億ドルにも上ると推定されている。
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