Microsoft、「TypeScript 5.1 RC」を発表 ベータ版からの変更点は?新機能は10項目

Microsoft社がプログラミング言語「TypeScript 5.1 RC」を発表した。

» 2023年06月07日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 2023年5月18日(米国時間)、Microsoftはオープンソースのプログラミング言語「TypeScript 5.1 RC」を発表した。

 TypeScript 5.1の新機能は10項目あり、代表的なものとして以下の機能が挙げられる。

  • 未定義返り値の関数での暗黙の返り値設定
  • 要素およびJSXタグ型の間の分離型検査
  • 名前付きJSX属性
  • 宣言の既存ファイルへの移動
  • JSXタグのリンクされたカーソル
  • param JSDocタグのスニペット補完機能
  • 処理の最適化による高速化

 TypeScript 5.1 RCの主な変更点は下記の通り。

ベータ版からの変更点

 ベータ版以降、デコレータのinitフックの動作が調整されたことにより、その一部を修正した。そして、isolatedModulesでのemitの動作に変更を加え、スクリプトファイルがモジュールに書き換わらないようになった。これは、transpileModule APIがisolatedModulesの使用を前提としているため、スクリプトファイルがモジュールとして解釈されないことを保証するものでもある。

 これらの変更に加え、最近、既存のファイルに宣言を移動するための新しいリファクタリングサポートが追加された。

undefined-return関数の暗黙の戻り値の簡便化

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。