ZooはテキストデータからCADファイルを自動生成する「Text-to-CAD」のα版を公開した。
米国スタートアップ企業のZooは2023年12月19日(米国時間)、テキストプロンプトからCADデータを自動生成する「Text-to-CAD」のα版を公開した。Zooは、テキストから3Dモデルを生成する既存のText-to-3Dモデルとの違いとして、点群データ(ポイントクラウド)を使用せず、B-Rep(※)を生成することを挙げている。
※注:B-Rep(境界表現)は、頂点、エッジ、面で構成される表面を使用して3Dオブジェクトを簡潔に定義し、その外部形状の輪郭を描く。暗黙的モデリングとは異なり、B-Repはオブジェクトのジオメトリとトポロジーを正確に制御し、正確な寸法と公差が重要な製造プロセスに不可欠な正確かつ効率的な設計変更を容易にする。
既存のText-to-3Dモデルはメッシュを生成するため、既存のCADプログラムにインポートしても、有用な方法で編集することはできない。Text-to-CADで生成されたSTEPファイルは、既存のCADプログラムにインポートして編集可能だと、Zooは述べている。
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