MicrosoftはWindows、Web、iOS、macOS向け「Windows App」の正式版を2024年秋にリリースすると発表した。同時期にAndroid向けのパブリックプレビューも発表予定としている。
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Microsoftは2024年8月1日(米国時間)、Windows、Web、iOS、macOS向けにプレビュー版を公開している「Windows App」について、2024年秋に正式版を提供開始すると発表した。Microsoftによると、同時期にAndroid向けWindows Appのパブリックプレビューもリリース予定だという。
Windows Appは、「Windows 365」「Azure Virtual Desktop」「Remote Desktop Services」「Remote PC」「Microsoft Dev Box」など、あらゆるデバイスやアプリからWindowsワークスペースに接続するためのゲートウェイアプリだ。
「カスタマイズ可能なホーム画面、マルチモニターのサポート、USBリダイレクトにより、生産性が向上する。多要素認証などの高度なセキュリティ機能により、クラウドPCへのシームレスで堅牢(けんろう)な接続を保証し、いつでもどこでも安全かつ効率的に作業できる」と、Microsoftは述べている。
Microsoftは、Windows Appの正式版提供で何が変わるのか、プラットフォームごとに次のように説明している。
Windows 365 Appは、アップデートを通じてWindows Appに移行する。ユーザーは、完全に同一な機能、最新のユーザーエクスペリエンス(UX)を期待できる。機能的な後退はない。
Webユーザーの場合、Windows Appへの移行はすぐに行われる。正式版の新しいURLからWindows Appにアクセスすると、すぐに新しいUXや新たなブランドのアプリを使うことができる。
iOSとmacOS向けに提供されている「Remote Desktop Mobile」「Microsoft Remote Desktop」はアップデートを通じてWindows Appに移行する。Windowsと同様、最新のUXと追加機能が提供され、ビジネスの継続性が損なわれることはない。アップデートは、iOSとmacOSのAppleアプリストアから入手できる。
Microsoftは、公式ドキュメントページで各デバイスからWindows Appのプレビュー版を試す方法を紹介している。
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