NVIDIAがこの新興ネットワーク企業に投資したのはなぜかAIネットワーキングの意味が変わる?

NVIDIAは2024年7月、ネットワーク分野の新興企業に出資した。既にネットワーク技術は持っているのに、なぜ新たな投資をする必要があったのか。投資先企業のCEOに聞いた。

» 2024年10月02日 11時31分 公開
[三木泉@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 NVIDIAは2024年7月、ネットワークのスタートアップ企業に出資した。データセンターにおける生成AI利用のための通信最適化は、「AIネットワーキング」として話題に上るようになっているが、今回の投資の目的は、それを超えたところにあるようだ.。

 生成AI需要でGPUビジネスを急成長させているNVIDIAは、過去数年間、ネットワークにも力を入れてきた。HPCや機械学習/AIではサーバ/GPU利用が大規模化し、高速かつ安定した相互通信が必須要件になったからだ。

 同社は2019年にMellanox Technologiesを買収し、その技術を発展させた「BlueField」(ネットワークアダプタ/DPU<Data Processing Unit>)や「Quantum」(InfiniBandスイッチ)「Spectrum」(Ethernetスイッチ)シリーズを展開する。また、独自のチップ間通信技術NVLinkを使ったラックシステムを展開している。

 加えて、Cisco SystemsやJuniper Networks、HPE Aruba Networkingといった主要ネットワークベンダーとの提携も発表している。

 では、なぜネットワークのスタートアップ企業に投資する必要があったのだろうか。投資先企業のCEO(最高経営責任者)に聞いた。

いわゆる「ネットワーク機器ベンダー」ではない

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

AI for エンジニアリング
「サプライチェーン攻撃」対策
1P情シスのための脆弱性管理/対策の現実解
OSSのサプライチェーン管理、取るべきアクションとは
Microsoft & Windows最前線2024
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。