「Apple Intelligence」を支える「Private Cloud Compute」のソースコードや仮想研究環境、Appleが公開 脆弱性発見で最大100万ドルの報奨金もセキュリティ研究者向けにリリース

Appleは、「Apple Intelligence」のAI処理専用に設計された「Private Cloud Compute」の分析を支援するため、主要コンポーネントのソースコードや仮想研究環境を公開した。PCCは同社のセキュリティ報奨金プログラムの対象にも追加され、脆弱性の発見に最大100万ドルの報奨金を支払うとしている。

» 2024年11月12日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 Appleは2024年10月24日(米国時間)、同社の生成AI(人工知能)システム「Apple Intelligence」の処理専用に設計したクラウドシステム「Private Cloud Compute」(以後、PCC)のソースコードや仮想研究環境(VRE)を公開した。

 Appleは「PCCはApple Inteligenceにおいて、計算負荷の高い処理を実行する基盤であり、Appleデバイスのセキュリティモデルをクラウドに展開することで、画期的なプライバシーとセキュリティ保護を実現している。システムへの信頼性や透明度を向上させるため、Appleのセキュリティやプライバシーへの取り組みを検証できる一連のリソースを公開した。全てのセキュリティおよびプライバシー研究者、技術的関心のある人々が、PCCを理解し、独自に検証することを歓迎する」と述べている。

PCCの仮想研究環境では何ができるのか?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
「サプライチェーン攻撃」対策
1P情シスのための脆弱性管理/対策の現実解
OSSのサプライチェーン管理、取るべきアクションとは
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。