AWSジャパンは、ロボットのAI化を進める日本企業に向け、基盤モデルの開発を支援するプログラムを発表した。日本法人の独自の取り組みだという。
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アマゾンウェブサービスジャパン(AWSジャパン)は2026年1月27日、AI対応ロボットの基盤モデルを開発する企業や団体に向けた「フィジカルAI開発支援プログラム」を発表し、応募の受け付けを開始した。
これは日本法人が独自に始めた日本企業のための活動。「産業ロボットで世界的に大きな影響力を持つ、日本のロボット産業の強みを生かすことにつながる」と社長の白幡晶彦氏は説明する。
AWSの母体であるAmazonは、世界で300以上の施設で100万台のロボットを動かしている。配送センターでは、触覚センサーを持ち、棚にある商品の75パーセントをピックアップできるAIロボットが稼働。このロボットは日本でも動いている。
新プログラムはこうした実績を背景としているという。今後AWSジャパンは、参加企業のロボットのAmazonでの採用の可能性も否定していない。
「フィジカルAI」の意味するところは広いが、このプログラムはロボット基盤モデルと周辺技術の開発を対象とする。視覚と言語による入力を行動につなげる「Vision-Language-Action(VLA)」モデルに焦点を当てている。
「ロボットのAI化のためのモデル開発のノウハウ」「収集した大規模データの保管や前処理」、「計算基盤のスケーリング」「シミュレーション環境の構築」といった課題の解決を目的とする。
支援内容はデータ収集からモデルのトレーニング、シミュレーション、実環境へのデプロイまでのパイプライン構築を目的としたAWSのスペシャリストによる技術支援およびAWSクレジットの提供(最大600万米ドル)、ロボティクスと生成AIのコミュニティー形成、モデル開発企業とロボット導入企業のマッチング機会提供など。経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が進める生成AI開発力強化プロジェクト「Generative AI Accelerator Challenge(GENIAC)」への応募も支援する。
対象者は日本に法人または拠点を持ち、VLAモデルの開発を行う企業/団体。新規に開発する企業の他、既に開発を進めている企業も対象になるという。支援期間については6カ月程度を目途にしているが、個別に対応するという。応募は2月13日に締め切る。
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