Anthropicのオンライン講座「Anthropic Academy」に、Claude Codeの重要機能「エージェントスキル(Agent Skills)」を解説する新コースが追加された。約22分の動画で、AIエージェントの新しい開発スタイルを学べる講座の内容を整理し、技術の背景も含めて紹介する。
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Anthropic公式が提供するオンライン講座「Anthropic Academy」に、AI開発ツール「Claude Code」などで利用できる新しい概念「エージェントスキル(Agent Skills)」を解説するコースが追加された。動画の公開日から判断すると、このコースは最近(2026年3月初旬ごろ)公開されたものとみられる。なお、このコースは無料で受講できる。
エージェントスキルとは、Claudeに特定のタスクを実行させるための指示や処理手順を「スキル」として定義し、必要な場面で再利用できる仕組みである。これにより、毎回同じプロンプト(指示文)を書く必要がなくなり、AIエージェントの作業を効率化できる。
Claude Codeでは、エージェントスキルという仕組みにより、よく行う作業の手順や指示を「スキル」としてあらかじめ定義しておき、必要なときに呼び出して実行できる。例えば、コードレビューやドキュメント生成、テストコード作成といった作業をスキルとして登録しておけば、Claudeは状況に応じてそれらを利用できるようになる。
この講座「Introduction to Agent Skills(エージェントスキル入門)」では、エージェントスキルの基本概念から実際の作成方法、チームでの共有方法、トラブルシューティングまでを学べる。動画は6本で、総視聴時間は約22分。学習時間の目安は約1時間45分とされている。
――ここからは『Deep Insider Brief』恒例の“ひと言コメント”として、今回公開されたエージェントスキル講座を手掛かりに、AI開発の“今”を少し深く見ていく。コメントの後では、この講座の内容や構成も簡単に紹介する。
Deep Insider編集長の一色です。こんにちは。
最近、最先端のAI活用/開発の世界では「エージェントスキル」という言葉をよく見掛けるようになりました。皆さんはもうご存じでしょうか。私自身も、ここしばらくは毎日のようにエージェントスキルに関する情報を目にしています。
特にその中心にいるのが、Anthropicの一般向けチャットボット「Claude」およびAIコーディングエージェント「Claude Code」です。Anthropicが推進しているこの“エージェントスキル”という仕組みは、AIエージェントの使い方を大きく変える可能性のある機能だと感じています。
このDeep Insider Briefでも、一般向けAIエージェント「Claude Cowork」に関する記事の中で、スキルの作成や利用について何度も触れてきました。実際に触ってみると分かりますが、エージェントスキルはとてもシンプルに作れて、しかも実用性が高い機能です。まだエージェントスキルについて知らないという方は、ぜひ今回の記事をきっかけに存在を知ってもらえればと思います。
少し視点を変えて考えると、数カ月前まで話題になっていた“MCP”(Model Context Protocol:AIが外部ツールやサービスと接続するための仕組み)は、AIが使える「道具」を増やす技術だといえます。それに対してエージェントスキルは、AIに「道具の使い方」や「作業の進め方」を覚えさせる技術だと考えると分かりやすいでしょう。
エージェントスキルの考え方自体はそれほど難しいものではありません。ただ、Claude Codeにはスキルの他にも、CLAUDE.mdファイル、サブエージェント、フック(Hooks)、MCPサーバなど、エージェントの振る舞いを拡張する仕組みが幾つも用意されています。実際の開発ではそれらを組み合わせて使うことになるため、エージェントスキルがどの役割を担う機能なのかを理解しておくことが重要になります。今回の講座は、その位置付けを整理する入り口としてもちょうどよい内容だと思います。
なお、Anthropic Academyのオンライン講座には、日本語字幕が用意されているものもありますが、今回のエージェントスキルの講座では、現時点では日本語字幕は提供されていません。そのため、YouTubeの字幕機能をオンにし、自動翻訳で日本語を選択して視聴するとよいでしょう。また、講座ページの内容も英語ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば十分理解できます。ちなみに私は、Plamo翻訳という翻訳ツールを使ってサイトを自動翻訳しています。
それでは、この講座では具体的にどのような内容を学べるのか、カリキュラムの構成を見ていこう。
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