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Javaのプロパティファイルを編集できるプラグインCoolなEclipseプラグイン(1)(3/3 ページ)

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3.HTMLEditorプラグイン

 前ページで紹介した「Sysdeo Tomcat」プラグインをインストールすることで、取りあえずEclipseからWebアプリケーションを実行できるようになります。

 しかし、JSP、HTMLファイルやweb.xm等のXMLファイルは通常のテキストエディタで編集する必要があり、非常に不便です。HTMLEditorプラグインを利用すると、HTML、JSP、XMLファイルの編集が楽に行えるようになります。

■特長

・HTML/JSPのプレビュー機能
 エディタ下部のタグでHTML/JSPのプレビューを簡単に行うことができます(図1)。

図1 テキストによる編集画面(上)とプレビュー画面(下)
図1 テキストによる編集画面(上)とプレビュー画面(下)

・HTML/タグライブラリ/XMLの入力アシスト機能
 HTMLのタグをJavaコードと同じように[Ctrl]+[Space]で補完することができます(図2)。

図2 タグの補完機能
図2 タグの補完機能

 HTMLのタグ以外にも、JSPのタグライブラリのタグやXMLのタグの補完を行うこともできます。

・タグパレットによるドラッグ&ドロップによるタグの挿入
 タグパレットを利用してドラッグ&ドロップによるフォームで利用するタグを入力することができます。

・フォールディング(折り畳み)機能
 Eclipse 3.0からJavaエディタにJavaのメソッドやクラスを折り畳んで表示する機能が追加されています。折り畳まれたメソッドは、メソッドの宣言部のみ表示され、メソッド本体の表示は省略されます。この機能は長いJavaクラスのコードを読むときに非常に便利です。EclipseHTMLEditorにも同様な機能があり、HTMLやXMLのタグを折り畳んで子ノードの表示を省略することができます(図3)。

図3 フォールディング(折り畳み)機能
図3 フォールディング(折り畳み)機能

・XMLの補完、検証機能
 DTDを利用したXMLファイルの妥当性検証とXMLのタグの補完を行うことができます。DTDは、インターネットに接続している場合、自動的にDTDで宣言したURLからダウンロードします。また、ローカルディスクにDTDを保存して利用することもできます。DTDの自動キャッシュ機能を使うと、インターネット上から読み込んだDTDを自動的にキャッシュしてくれます。

■入手方法

 下記のURLからtk.eclipse.plugin.htmleditor_<バージョン番号>.zipファイルをダウンロードします(本稿執筆時のバージョンは1.6.2)。インストールするには、ダウンロードしたアーカイブをeclipseのpluginsディレクトリに解凍します。

■使い方

 パッケージ・エクスプローラー上の*.html、*.jsp、*.xmlファイルをクリックすると、EclipseHTMLエディタでファイルを開くことができます。うまく開けない場合は、パッケージ・エクスプローラー上のファイルを右クリック→「アプリケーションから開く」→「JSPエディタ」(もしくは「XMLエディタ」「HTMLエディタ」)を選択してください。

 HTML/JSP/XMLエディタ上でHTMLのタグや属性を途中まで入力して[Ctrl]+[Space]を押すと補完できます。エディタ左の三角マークをクリックすると、タグを折り畳んだり、折り畳みを解除することができます。

 XML中にDTD宣言を書くとバリデーションと補完が可能になります。インターネット上から自動的に読み込んだDTDをキャッシュするには、HTMLエディタ利用する際にEclipseメニューの「ウィンドウ」→「ビューの表示」→「その他」→「HTML/JSP/XMLプラグイン」→「パレット」を選択すると、ドラッグ&ドロップで、フォームで利用するタグを挿入することができます。


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