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リクナビ、マイナビだけじゃない――「就活ナビサイト」使い倒しマニュアル<前編>就活のトリセツ(4)(2/3 ページ)

IT業界への就職を考えている学生のために就活のイロハを伝授する連載「就活のトリセツ」。第4章は、マイナビやリクナビなどの就活ナビサイトを徹底解説する。

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疑問その2:登録しないと使えないの?

 「求人企業情報を検索」するだけなら、登録しなくてもナビサイトを利用できる。掲載されている「就活ノウハウ」や「ツール」も、多くは登録なしで活用できる。

 しかしナビサイトのサービスで一番便利な「マイページ」は、登録者しか利用できない。マイページには、気になる求人企業情報を登録する「ブックマーク機能」、就職活動のスケジューリングをサポートする「カレンダー機能」、そして意中の求人企業の説明会や選考会への「応募機能」などがある。

 また、学校や学部・学科、希望の業種や職種などを登録すると、「希望にあった求人を紹介してくれる機能」もある。これら至れり尽くせりの機能が全て無料で使えるのがナビサイトだ。多くの就活生が活用するわけだ。

疑問その3:どのナビサイトも情報は同じ?

 掲載されている求人企業は、基本的にはナビサイトごとに異なる。複数のナビサイトに掲載されている求人企業もあるが、「マイナビだけ」「日経就職ナビと朝日学情ナビには掲載されているけれど、他のナビサイトには載っていない」という企業もたくさんある。

 これはナビサイトの仕組みに起因する。

 後で詳しく書くが、ナビサイトの利用は、就活生は無料だが、求人企業は有料だ。どの企業も採用に掛けられるコストには上限があるので、予算の範囲内で利用するナビサイトを選択せざるを得ない。結果、さまざまな求人企業の情報がさまざまなナビサイトに分散して掲載されることになる。

 ナビサイトごとに掲載されている求人企業が違うということは、就活生にとっては「どのナビサイトで意中の会社と出会えるのか、使ってみないと分からない」ということだ。

 だからといってたくさんのナビサイトに登録すると、いろいろなナビサイトから大量の求人情報がメールで送られたり、どの企業がどのナビサイトに掲載されているのか分からなくなったり、多くの情報が飛び交って混乱することにもなる。まずは各ナビサイトを少し使ってみて、自分に合ったナビサイトを見つけていくしかない。


ナビサイトのご利用は計画的に(画像はイメージです)

疑問その4:いつから使えるの?

 ナビサイトに掲載されている求人情報は、常に更新されている。

 大きな流れを書いておこう。ターニングポイントは3月1日、そう「解禁日」と呼ばれている日だ。この日から、求人企業は採用情報を公開できることになっている。

 具体的には「会社説明会の日時」や「参加方法」、また給料などの社員として採用する際の「処遇情報」も、この日から掲載を開始する。

 では、「就活生は3月1日までナビサイトを使えないのか」というと、そうではない。基本的な企業情報や先輩社員のメッセージ、昨年度の募集情報など、多くの情報をチェックできる。

 業界研究や企業研究の役に立つので、基本的な企業研究は解禁日までに行い、解禁日以降は意中の求人企業の説明会や選考会の情報に応募する活動を開始するのが、スタンダードなナビサイトの活用方法だ。

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