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コンサルが明かす、「今すぐ得するOracle Database Cloud Serviceの使い方」豊富なオプション機能を従量課金で使えるメリットを生かすには!?(3/3 ページ)

Oracle Databaseの豊富なオプション機能を従量課金で使えるOracle Database Cloud Serviceは、データベース基盤のアップグレードや機能拡張の際の検証環境をはじめ、さまざまな用途で今すぐにメリットをもたらす。日本オラクルのコンサルタントが活用ノウハウを明かす。[パブリッククラウド][Oracle Cloud]

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実は、アプリケーションのインストールも可能。簡易なWebアプリ環境としても使える

 Oracle Database Cloud Serviceは、データベース以外のアプリケーションを動作させられる自由度の高さも備えている。

 「Oracle Database Cloud Serviceは、OSのroot権限がユーザーに付与されているため、自前でソフトウェアをインストールして利用することもできます。例えば、VPN構築のためにオープンソースの『SoftEther VPN』や、システム統合管理のために『Oracle Enterprise Manager』などをインストールすることも可能です。なお、アプリケーション開発であれば、構成済みの『Oracle Application Express』を利用して簡易なWebアプリケーションを作成し、Webアプリケーション環境として使うといったこともできます」(有滝氏)

 もちろん、Oracle Cloudに用意されたVPNサービスや、統合監視サービス「Oracle Management Cloud Service』を使用することも可能である。

Oracle Cloudは、Oracle Database以外にも使い道がある

 Oracle Database Cloud Serviceは、その名称から“データベース専用”というイメージを持たれているかもしれない。しかし、同サービスは「Oracle DatabaseがセットアップされたIaaS(Infrastructure as a Service)」と説明したほうが実態に近いだろう。もちろん、Oracle Databaseのパフォーマンスに支障を来すような重いアプリケーションを動かすのは避けたいが、別途インスタンスを立てるほどでもない軽量なアプリケーションを使いたいという場合には、この自由度の高さが重宝するはずだ。

 なお、独自にインストールしたソフトウェアについては、当然ながら自前でメンテナンスする必要がある。“運用管理工数の削減”というパブリッククラウドの利点を損なわないために、追加インストールするソフトウェアは「Oracle Databaseに若干の付加機能を追加する程度」の範囲に止めるのが得策だろう。

 もう1つ、有滝氏がOracle Database Cloud Serviceの活用シナリオとして挙げるのが、「アプリケーション開発の統合テスト期間短縮のためにピンポイントで使う」というものだ。

 「アプリケーションの大幅な改修を行ってデータベース実行計画に変更が生じた場合、統合テストの段階でパフォーマンス不足が露見し、テスト/修正工程が長期化するといったことがよくあります。そうしたケースで有用なオプション機能が『Oracle Real Application Testing(Oracle RAT)』です。これを使うことで、アプリケーションの更新前後でのSQLの挙動を比較分析してボトルネックを見つけるといったことが容易に行えるようになります。

 Oracle Databaseをアップグレードしながら長期間使う場合に、Oracle RATはテスト工数の削減や品質向上のためにぜひお使いいただきたいオプション機能です。しかし、オンプレミス環境ではコスト面がネックとなり、導入に踏み切れない場合があることでしょう。そうした場合はOracle Database Cloud Serviceがお勧めです。これを使えば、初期コストなしで必要な期間だけ従量課金で使えるからです」(有滝氏)

「RAT in Cloud」で活用する手段も

 この他、Oracle Database Cloud Serviceでは、インメモリによる高速なデータ処理を実現する「Oracle Database In-Memory」をはじめ、Oracle Database Enterprise Editionのさまざまなオプション機能を利用することができる。

 「オンプレミス環境のOracle Database Enterprise Editionでオプション機能の導入を検討しているが、その有効性を事前に検証したい」「オプション機能を導入したOracle Database環境を、構築の手間や初期コストをかけずに一時的に利用したい」といった場合には、ぜひOracle Database Cloud Serviceを活用してもらいたい。そうした一時的な用途こそパブリッククラウドが最適であり、オンプレミスと同じ機能をフルに使えるOracle Database Cloud Serviceならではの活用法なのだ。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年6月10日

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