コンサルが明かす、「今すぐ得するOracle Database Cloud Serviceの使い方」:豊富なオプション機能を従量課金で使えるメリットを生かすには!?(2/3 ページ)
Oracle Databaseの豊富なオプション機能を従量課金で使えるOracle Database Cloud Serviceは、データベース基盤のアップグレードや機能拡張の際の検証環境をはじめ、さまざまな用途で今すぐにメリットをもたらす。日本オラクルのコンサルタントが活用ノウハウを明かす。[パブリッククラウド][Oracle Cloud]
Advanced Analyticsオプションをビッグデータ活用の評価環境として使う
Oracle Database Cloud Serviceは、ビッグデータ活用を検討する企業の評価環境としても有効だ。
「すぐに利用を開始し、必要に応じてリソースを素早く増強できるという点はパブリッククラウドに共通のメリットですが、さらに高速なデータ分析を可能にする『Oracle Advanced Analytics』オプションが利用できることは、Oracle Database Cloud Serviceならではのメリットです。『まだ予算化していないが、ビッグデータ活用により、自社でどのようなビジネス価値を生み出せるかを事前に確かめたい』というお客さまは、そのための検証環境としてOracle Database Cloud Serviceをお使いください」(有滝氏)
有滝氏は、実際にビッグデータの評価環境を想定し、簡易なシステムを組んでみたという。そのシステムとは、ボードコンピュータの「Raspberry Pi」を使って自宅の室温を5秒間隔で採取し、Oracle Database Cloud Serviceに格納するというものだ。
「Oracle Database Cloud Serviceでは、REST APIを使用することができます。これを使ってRaspberry Pi側からREST APIを呼び出すことで、アプリケーションサーバを介さず、デバイスから直接Oracle Database Cloud Serviceにデータを格納することができます。また、Advanced Analyticsには、追加のオプション機能として『Oracle Data Miner』というGUIベースのデータモデリングツールが用意されています。Oracle Database Cloud Service上では当然、このツールを使ったデータ分析も行うことができます」(有滝氏)
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