石川編:技術書がそろう書店もあるよ――金沢の気候、住宅、交通、補給庫事情:ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(43)(4/4 ページ)
インターネットカフェで、アイスクリームを食べよう!――ご当地ライターがリアルな情報をつづる「UIターンの理想と現実:石川編」、第3回は金沢の気候やインターネットカフェの有無など、移住前に知っておきたい生活情報を、Iターン4年目のエンジニアがお伝えします。
果物、魚、そして日本酒――金沢のうまいもん
アイスクリームの流れで、食べ物も紹介しましょう。金沢にはおいしい食べものがたくさんあります。
石川県は果物の産地で、「ぶどう」「りんご」「イチゴ」「桃」「梨」などがスーパーで売られています。ぶどうの「ルビーロマン」は全国的に有名で、一房100万円の値がつくこともあります。
肉類では「能登牛(のとうし)」と「能登豚(のとぶた)」が定番です。いずれも美味です。
そして北陸と言えば、日本海の「魚」です。特に冬は脂がのって美味間違いなしです。筆者のオススメは、冬の寒ブリ。卵を抱えた「香箱ガニ(雌のズワイガニ)」は年末限定です。
北陸は「お酒」も最高です。
ビールは「金沢百万石ビール」が有名です。日本酒は、「手取川」「天狗舞」「常きげん」「宗玄」など、定番のおいしい銘柄がたくさんあります。
スイーツは石川出身の辻口博啓パティシエの作るお菓子が有名で、氏の名前が入ったスイーツがよく売られています。
北陸は食べ物へのこだわりが強いように感じます。いい食材を使った安くておいしいものを食べると、幸せな気持ちになりますね。
大阪、東京――大都市への移動方法と時間
石川県から東京への移動手段は、かつては飛行機(小松空港)がメインでした。しかし、2015年に「北陸新幹線」が開通し、片道3時間(約1万5000円)で行き来できるようになりました。車両の全席に電源口があるので、PCや携帯を充電できます。
交通費を抑えるならば、高速バスで片道8時間(約9000円)という方法もありますが、体力が必要です。
新大阪へは、「特急サンダーバード」に乗れば、片道3時間(約7000円)で行き来できます。車両の先頭席に電源口があるので、PCや携帯の充電が可能です。
いずれの都市も、金沢から3時間で行けます。それほど不便ではありません。
金沢は、とても住みやすく環境が良いところなので、移住先としておすすめです。ぜひ一度、下見がてら遊びに来てください。
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平田豊(ひらたゆたか)
「インフラ勉強会」発起人メンバー。プログラマー&ライター。
2004年にTera TermをOSS化。
著書計13冊を上梓。
エンジニアライフ「生涯現役のITエンジニアを目指して」執筆中
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