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2004年4月掲載の「今日のひと言」
情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/29
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『早期発見』 癌は早期発見すれば治すことができます。しかし発見が遅れて、診てもらったときには手遅れという場合もあります。これは、会社の経営についてもいえることです。「会社の状態の異変に」気が付いたときには、もう末期の状態で手の付けようがないということが往々にしてあります。ですから、どんなに順調に発展している企業でも、経営の自己診断を怠ってはいけません。問題を後回しにせず、大きな問題にならないうちに積極的に手当てしましょう。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/28
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『利益を出す』 会社は絶対につぶしてはならない。経営者の責任として利益を上げ続け、存在させなければならない。そこに働く人々の生活を保証するという社会的責任もある。利益を出すためには、お客様・社会に貢献する企業でなければならない。自社のコンセプト、優位特性を明確にして社会から必要とされる会社にならなければいけない。そのためには、自社の都合ではなくお客様の都合を優先させる企業文化を創造しましょう。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/27
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『照顧脚下』 多くの禅寺の入り口に照顧脚下と書かれた看板があります。照顧(しょうこ)とは、用心・注意するという意味で、脚下(きゃくか)とは、足もとの意味です。この句は、「足もとに用心せよ」という意味です。禅の真髄というとみな遠く高いところに求めるが、足もとにあるのだということです。仕事もまさにその通りだと思います。今日の仕事を今日中に済ます。今週の仕事を今週中に済ます。机の上を片付ける。報告・確認・再確認を実践する。いま・ここの仕事をきちんとする訓練をしましょう。これが照顧脚下の仕事です。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/24
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『決断』 判断の最終段階を「決断」といいます。しかしこの「決断」することがなかなか難しいようです。それは日ごろより自社の「あるべき姿」戦略、目的を明確にしていないからです。ことが起きてから思考していては間に合いません。決断は「決断すべきタイミング」「鮮度」が必要です。多くの場合、それしか選択できない状態に追い込まれてから決めています。それでは「決断」とはいえません。日ごろから勇気をもって判断・決断していきましょう。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/23
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『部門長の任務』 西郷隆盛が次のような遺訓を残している。「国に功労がある人には禄を与えよ。功労あるからといって地位を与えてはならない。地位を与えるには、おのずと地位を与えるにふさわしい見識がなければならない。功労があるからといって、見識のないものに地位を与えるということは国家崩御のもととなる」と。事業経営においても同じことがいえる。あの人は会社に大きな功労がある、だから部門長にしようとなりがちだが、この点は充分に注意しなければならない。あくまでも、功労のある人には賞をもって報い、地位はその見識ある人に与えることが大事です。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/22
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『準備のための準備』 太平のときでも、乱に備えて物心ともに準備を怠らないことは、指導者として極めて大切な心構えです。しかし、人間というものはとかく周囲の情勢に流されやすいものです。太平のときは太平におぼれ、乱に会えば乱に巻き込まれて、自分を見失いがちです。常に信念を持って主体的に生きるためには、常日ごろからこれから先のためにいま何をすべきか、また何をしてはいけないかを思考することが指導者の要諦です。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/21
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『プロの時代』 従来の管理者は、プロ意識が足りません。「終身雇用・年功序列の会社社会」はサラリーマン意識ばかりで、プロ意識が育ちにくい環境でしたが、21世紀のビジネスはプロ時代です。管理者は部下の顔を1人1人、1日の僅かな時間でいいから、チェックしましょう。プロの管理者にとって、部下こそ最も大切な財産です。部下と共に結果・効果を出し続けるのが、プロの管理者です。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/20
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『コストと収益』 コストを下げることばかり考えるのを「コスト病」といいます。製品のコストを下げる、サービスのコストを下げることにより、お客さまを怒らせて信頼をなくすこともありまします。コスト病は会社をつぶしかねないほど、恐ろしいものなのです。大切なことはコストではなく収益です。もう一度コンセプトを見直し、付加価値を創造しましょう。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/17
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『自分を超える』 よくマンネリ化という言葉を聞きます。低次元でマンネリになるのは挑戦していない証拠です。マンネリ化の弊害としては3点が挙げられます。1.思考しなくなる
2.挑戦しなくなる 3.行動しなくなる──です。挑戦とは戦いを挑むことです。誰と戦うか、それは自分自身です。自分自身をブレークスルーすることです。“自分新記録”に永遠に挑戦し、昨日までの自分を超えましょう。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/16
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『優位特性を持とう』 自分の得意技、誰にも負けないものを待たなければ生き残れません。それは特別に難しいものでなくても構いません。ちょっとしたもので自分の強みが発揮できる分野を持ちましょう。「お客さまを引きつけるトークがナンバーワン」「売上の棒グラフでは常にトップクラス」「技術の腕は右に出る者なし」「仕事のスピードが一番(段取りの名人)」「頭の回転の速さではナンバーワン」……。長所を意識して行動し磨くことで、固有の優位特性になります。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/15
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『会議の是非』 会議依存症の管理者は多いものです。会議時間が長びくことで、顧客のために使うはずの時間を部下から奪っていることもあります。会議の主催者は会議の目的を明確にして、「短時間で実りのある会議になっているか」「予定終了時刻を過ぎても結論が出ずダラダラと続くことはないか」などを常にチェックしましょう。会議がマンネリになるのは主催者の責任です。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/14
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『気付かない人』 気付く人、気付かない人がいます。この差は何でしょうか。気付く人はいつも情報アンテナを高く張っています。一般に情報アンテナの高い人は、志が高い人です。志が高いと自分に必要な情報が、瞬時に見分けられるようになります。また、その情報を一度は素直に受け入れてみるようにしましょう。志が高く素直な人が、成功へのチャンスに気付きやすいといえます。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/13
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『無理難題に挑戦する』 本田宗一郎さんは技術スタッフに対していつも無理難題を要求していました。また、ある社長は「私が部下に要求していた目標は小さかったのではないか。もっと大きな目標を要求すべきだと気付かされた」と語っていました。大きな目標に挑戦することが部下の育成につながり、会社の発展にもつながります。それは、トレンドに乗るのではなく、常に革新的な創意・工夫を必要とするからです。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/10 |
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『スピードアップ』 目標の向上を図るには「目標の高さ×必要期間」という視点を持ち込んでみるとよいでしょう。例えば、ある営業マンが1カ月に100万円の売上をあげていたとします。それを130万円にする目標に掲げるのではなく、「25日で100万円達成」を目標にするのです。目標の金額は変わりませんが、必要期間が5日短縮されています。1週間かかる仕事を1日で、1日かかる仕事を1時間で、1時間かかる仕事を10分で。仕事のスピードアップが21世紀のポイントになりまします。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/9
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『先送り禁止』 「これはじっくり取り組む必要があるから、後でやろう」。これが仕事の先送りです。その理由は次々に出てくるもので、時間だけがむなしく過ぎていきます。先送りは、難問や面倒なことから逃げるための言い訳の積み重ねです。仕事が出来る人は「即断即決」。明日から取り掛かろうとしている仕事を、今夜のうちにスタートさせておきましょう。10分単位の細切れ時間を大切にすることで、かなりの成果が出るでしょう。何よりも先送り禁止を念じて実践すれば、いつの間にか自分の力になります。
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/8
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『次工程は顧客』 ある住宅会社で「顧客」の定義を変えましました。顧客とは最終消費者だけでなく、前後工程の関連部門も含めるようにしたのです。設計部門の社員にとっては営業部門も顧客となり、営業から要求される「品質」をクリアすべく努力するようになりましました。本社スタッフは、支店が営業活動に専念しやすいような支援を要求されることになりましました。社員全員が次工程の期待水準を上回ることを意識したので、業務の流れが飛躍的に良くなり業績も向上しました。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/7
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『残業して頑張っている』 毎日、遅くまで残業をしている会社があります。それで頑張っていると勘違いしている人が多いようです。仕事とは、時間ではなく目的に対して、いかに結果・効果を出すかが問われるものです。残業せずにその日の仕事を終えることが基本です。残業になってしまうのは、ひとえにあなたの能力がないか、マンネリになっているからです。人間というものは、そんなに長時間集中できるものではありません。仕事のやり方を見直すか、どうしても時間を延長して仕事をしたい場合は、早朝にした方がはるかに効果的です。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/6
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『自主性を大切に』 日ごろ、部下のいうことをよく聴く人のところでは、比較的人が育っています。それに対して、あまり耳を傾けない人の下では人が育ちにくいという傾向があるように思われます。部下の言葉に耳を傾けることによって、部下は自主的にものを考えるようになり、そのことがその人を成長させるのでしょう。これからの時代は指示待ち族ではいけません。自分で目的を決め、仕事ができるよう自主性を大切にしましょう。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/3
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『あるべき姿の構築』 ゲーテは「人は理解できぬことを低く見積もる」といいました。われわれも日々の仕事に追われ、未来を低く見積もってはいないでしょうか。つい、未来の「あるべき姿」の構築を疎かにしていないでしょうか。1年先、2年先、3年先の「あるべき姿」を持っている人は毎日の仕事が輝き、持たない人はただ作業に追われている人です。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/2
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『もう5センチ頭を下げよう』 われわれは毎日、あいさつをし頭を下げています。しかし、目の前の相手に対して50センチくらい頭を下げていると思っても実際は、30センチか20センチしか下げていない場合が多いのです。ですから、当初考えていたよりも心持ち深く頭を下げるようにしましょう。5センチ深く頭を下げるように意識してちょうどいいぐらいです。中腰の中途半端な姿勢で頭を下げると両膝が前に出て、卑屈に見えます。真直ぐに膝を伸ばし、深くお辞儀をするよう心がけ、相手に好印象を与えましょう。 |
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情報マネージャのための「今日のひと言」 |
2004/4/1
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『顧客を知ろう』 事業を続けて拡大していくと、当然お客さまも増え、商品も増え、社員も増え、販路も増えていきます。一口にお客さまといってもいろいろな人がいます。自社のファンから、何かにつけてクレームをつけてくるお客さままで、本当にさまざまな方がいます。いずれも自社にとって必要なお客さまであり、クレームの中には、次の事業展開の大きなヒントになることがたくさんあります。そうしたお客さまの要望に応えながら、事業というのは拡大していくのです。 |
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