本連載では、テクニカルエンジニア(データベース)試験に対応できる知識を確認していきます。多岐にわたる知識が問われる試験ですので、受験する方はもちろん、日常業務ではあまり使うことのない技術知識の確認にも役立ててください。
本連載では、テクニカルエンジニア(データベース)試験に対応できる知識を確認していきます。初回の今回は、春期試験の直前対策になるよう、押さえておきたい頻出キーワードや問題パターン、記述問題の問われ方などを紹介します。以降の本連載を読み進めるうえでも参考になりますから、ぜひご一読ください。心配なポイントや苦手な分野は実際の過去問などを参考に学習しておきましょう 。
テクニカルエンジニア(データベース)試験(注1)は、次のように午前問題、午後1問題、午後2問題という3部構成で実施されます。
午前問題――4択式の55問(100分)
午後1問題――記述式4問出題で3問選択(90分)
午後2問題――論述式2問出題で1問題選択(120分)
受験者はそれぞれの問題で最高800点までのスコアが付けられ、合格基準は600点です。すべての問題で600点を超える必要があります。午後の問題が得意でも、午前問題で合格点に達しないと採点すら行われません。
テクニカルエンジニアの試験対策は、もちろん基本的なデータベースのスキルを身に付けることが必要なのは言うまでもありませんが、過去問を解くことが非常に有効です。特に午前問題は過去問とまったく同じ問題が出題されることもしばしばあり、過去の問題をチェックするメリットが大きいでしょう。
過去の問題は「情報処理技術者試験センターのWebサイト」にて、PDFファイルで公開されています。本稿では、問題文や選択肢、解答例の文言はこのサイトで公開されている過去の問題から引用しています。
午前問題は大まかにいうと「コンピュータ全般」「データベース」「セキュリティと標準化」というジャンルから次のパターンの問題が出題されます。
(1)キーワード問題――知っていれば解ける問題
(2)作業問題――SQL文の穴埋めや実行結果、計算結果を求める問題
データベース技術については心配ない方も、コンピュータ用語やセキュリティ、標準化関連のキーワードには注意が必要です。
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