岡田 大助
@IT編集部
2008年3月17日

■黒と白のシマシマの謎

 お店で何かを買うとき、コンビニエンスストアで公共料金を支払うときなど、バーコードは日常生活から切っても切れないものとなっています。黒と白の模様の中には、どのような情報が詰まっているのでしょうか。

 日本においてバーコードが一般的になったのは、1982年にセブンイレブンが全店舗にPOSレジを導入し、JANコードの利用が普及したからといわれています(JANコードは1978年にJIS化)。今日では小売流通分野だけでなく、物流分野や産業分野、アミューズメント分野などでも広く利用されています。

 バーコードは1960年代後半に米国で開発されました。米国食品チェーン協会が中心となって値札の新しい形を模索したのが始まりで、1973年3月に共通商品コードUPC(Universal Product Code)が策定されました。翌年から欧州でも国際コード管理を行う機関の設立が検討され、1977年にEAN(European Article Number)協会が発足し、UPCと互換性を持つEANシンボルが策定されました。JANコードは、国番号49を取得したEANコードです。

 それでは、黒と白のシマシマの謎に迫ってみましょう。


Index
5分で絶対に分かるバーコード
黒と白のシマシマの謎
  バーコードが普及した3つの理由
  バーコードは愛称に過ぎない
  国内で利用される一次元シンボルは5種類
  情報量が飛躍的に増えたニ次元シンボル
  どのようにバーコードを読み取るのか

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