WSSをインストールすると、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[管理ツール]中に[SharePointのサーバー管理]という項目が追加される。
SharePointサイト全体にかかわる設定にはこのツールを使う。SharePointの各サイト単位にも設定画面が用意されているが、これらの画面から[SharePointのサーバー管理]ツールへのリンクはないので注意が必要だ。ツールを起動すると以下の画面が表示される。
画面から分かるとおり、ここには[仮想サーバーの構成][セキュリティの構成][サーバーの構成][コンポーネントの構成]の4つにグループ分けされた設定項目がある。各設定項目の機能を簡単にまとめると次のようになる。
設定項目 | 機能 | |
---|---|---|
[仮想サーバーの構成] | ||
仮想サーバーの拡張またはアップグレード | IISの仮想サーバをWSSで拡張する | |
トップレベルWebサイトの作成 | SharePointのトップレベルWebサイトを新規作成する | |
サイトコレクションの削除 | サイト・コレクション(特定のトップレベル・サイト以下の全サイト)を削除する | |
仮想サーバー設定の構成 | 仮想サーバに対する各種操作 | |
[セキュリティの構成] | ||
SharePoint管理グループの設定 | SharePointサイト全体に有効な管理グループを設定する | |
サイトコレクションの所有者の管理 | サイト・コレクションの所有者を設定する | |
Webサイトユーザーの管理 | 個々のサイトのユーザーを設定する | |
ブロックするファイルの種類の管理 | 設定した拡張子のファイルを保存・取得できないようにする | |
ウイルス対策設定の構成 | ウイルス対策ソフトがインストールされていれば、スキャンのタイミングを設定する | |
[サーバーの構成] | ||
既定の電子メールサーバー設定の構成 | 電子メール・サーバを設定する | |
Webサーバーリストの管理 | サーバーファーム構成で複数のWebサーバを利用している場合、それぞれのWebサーバの設定や削除を行う | |
既定のコンテンツデータベースサーバーの設定 | コンテンツ・データベース・サーバを設定する(詳細後述) | |
構成データベースサーバーの設定 | 構成データベース・サーバを設定する(詳細後述) | |
HTMLビューアの構成 | Microsoft Office HTML Viewerを設定し、WordやExcelなどのドキュメントをHTMLに変換できるようにする(Officeのインストールされていない環境でもドキュメントが読めるようになる) | |
サーバー管理用の仮想サーバーの構成 | 「SharePointサーバーの管理」を行うWebサーバを設定する | |
[コンポーネントの構成] | ||
全文検索の構成 | 全文検索を有効にする(SQL Server 2000利用時) | |
利用状況の分析処理の構成 | ログの出力を設定する | |
クォータとロックの管理 | サイト・コレクションで利用できる記憶容量とユーザー数を制限する | |
データ取得サービス設定の構成 | OLE DBなどからのデータ取得を可能とする | |
SharePointサーバの管理機能 |
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