Visual Basic並みの使いやすさを目指したiPlanet新バージョン
2002/2/22
Tuesday, February 19, 2002, 2:39 PM ET. InternetWeek,
By Richard Karpinski
米サン・マイクロシステムズは米国時間2月19日、Webアプリケーションサーバの新版「iPlanet Application Server 6.5」を発表した。Webサービスのサポートを強化したフレームワークを新たに搭載した。また、Webサービスで重要となるJMS(Java Message Service)などのJava関連の新技術も追加された。
新製品では、まもなく発表されることになっている最新のJ2EEプラットフォームの機能をサポートしているものの、J2EE 1.3に完全に認定されたものではない。また、“JAX(Java API for XML)”といわれる、XML機能をJavaプラットフォーム上で利用できる機能をすべてサポートしているわけでもない。これらは次期バージョンでサポートすることになっている。
だが、それ以外に加わった機能はたくさんある。メインフォーカスは開発の生産性にあり、新たな「iPlanet Application Framework」が新製品の最大の特徴だ。これは、作成済みのJavaクラスとJava Beanコンポーネントをバンドルし、サーバ・ベースのJavaでの開発が即座に可能となる。このApplication Frameworkが目指すものは、同社の「Forte Java」開発ツールとの併用による、使いやすさ。開発ツールの使いやすさでは、マイクロソフトの「Visual Basic」が定評があるが、サンはこのレベルを目指したということだろう。
同社 iPlanet Product Marketing ManagerのPatrick Dorsey氏は、「Javaでの開発の機能部分を取りだし、より広い開発者に使えるようにした。もちろん、J2EEになじみのある上級者も意識している」と語った。
その他の新機能は、以下のとおり。
- Javaで書かれたビジネスロジックの、Webサービスへの変換機能の強化
- Forteの「Java Web Servicesモジュール」との統合による、統合開発環境とサーバ間のよりタイトな連携
- JMSとMessage-driven Bean開発サポートの実装
- 開発者への情報、トレーニング、教育リソースの提供
「iPlanet Application Server 6.5, Enterprise Edition」は、米国では3月に出荷予定。価格は1CPUあたり1万9995ドル。製品には、「iPlanet Application Framework」「iPlanet Web Server」「iPlanet Directory Server」「Forte For Java 3.0 評価版」が含まれる。
*この記事は一部編集しています。
[英文記事]
Sun Ships
Updated iPlanet App Server
[関連リンク]
米サンの発表資料
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