ネットワールドは8月22日、国興産業(広島県)の本番業務サーバの統合で「VMware Infrastructure 3」を導入したと発表した。6台のWindows NT 4.0 Serverなど新旧混在していたサーバ12台を1台に移行した。導入した国興産業はサーバ統合によりハードウェアコストは約5分の1、運用・管理コストは約10分の1となったとしている。
導入前に懸念されていたWindows NT 4.0 Server上で稼働するOracle 7のデータベースのスナップショットも問題なく稼働。販売管理や会計、給与といった重要な基幹システムにも採用できると判断し、導入に踏み切った。検証は100近い項目についてVMware VIPパートナーの田中電機工業とネットワールドが行った。
国興産業では過去に、工場の生産管理システムを稼働させている物理サーバの故障によるシステム停止で業務に支障が出た経験から、短時間でのシステム復旧が課題だった。VMwareの仮想マシンでは、環境を丸ごと異なる物理サーバへとファイル感覚で移せるため、障害・災害時のリスク回避の最適なソリューションだったという。
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