米ファルコンストア・ソフトウェアは12月2日(米国時間)、NASプロトコル経由で重複除外ができる製品を2009年第1四半期に提供すると発表した。
サーバのディスクドライブから、CIFS/NFS経由でこのソフトウェアを適用したストレージに対してバックアップを実行し、その際にブロックレベルの重複除外が実行されるというもの。同社はすでに仮想テープライブラリ(VTL)ソフトウェア「FalconStor VTL」での重複除外を提供している。新たにNASプロトコルでの重複除外を生かしたバックアップができるようになったことで、中堅・中小企業にとってコスト削減につながる、シンプルで効率的なDisk-to-Diskバックアップとレプリケーション(複製)ができるようになるとしている。
この新製品はN対1のレプリケーション機能を備えている。これにNAS経由の重複除外機能を組み合わせることで、複数の遠隔拠点からWAN経由での中央拠点からのレプリケーションをコスト効率よく行えるようになる。
ファルコンストアはまた、FalconStor VTLの新バージョン5.1で10GbpsのiSCSI接続および8Gbpsのファイバチャネル接続をサポートしたと発表した。同製品では新たにシマンテックのVeritas NetBackup OpenStorage APIをサポート、リアルタイムのパフォーマンス統計機能、重複除外を生かしたテープ・キャッシングなどの新機能を搭載した。
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