CSIRT(Computer Security Incident Response Team)とは、サイバーセキュリティに関する事故が起きた際に、被害の抑制や原因究明などの対応を実施する組織だ。
CSIRT(Computer Security Incident Response Team)とは、サイバーセキュリティに関する事故が起きた際に、被害の抑制や原因究明などの対応を実施する組織だ。リスク評価や脆弱(ぜいじゃく)性検査などの事故を未然に防ぐための取り組みを実施することもある。組織内で完結しているものからサイバーセキュリティに関する国際的な情報連携を行うものなど、形態は多様である。
組織内CSIRTについては、専門の部署を設置する場合もあれば、必要に応じてメンバーを招集する場合もある。CSIRTに必要な機能は多種多様であり、どのような形であっても、必要とされる全ての機能を組織内で網羅することは困難である場合が多い。このような場合、必要な機能を必要なタイミングで確保できるよう、外部のセキュリティベンダーとの契約や、外部団体、他のCSIRTとの連携を行う必要がある。
日本では、他のCSIRTとの連携を行う支援を行う取り組みとして、「日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会(日本シーサート協議会)」がある。国際的には、FIRST(Forum of Incident Response and Security Team)がその役割を担っている。
その他、ある国を代表して、国際的な情報連携を行うCSIRTを特に「National CSIRT」と呼ぶ。日本ではJPCERT/CCがその位置付けにある。
【2004/1/1】初版公開。
【2018/1/29】最新情報に合わせて内容を書き直しました(セキュリティ・キャンプ実施協議会 著)。
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