メンズスーツを着こなすいくつかのポイントと、ネクタイの結び方などを解説しましょう。
Point1:肩
上着は肩の余裕と、背中や首の下にシワがないかチェック。
Point2:胴回り
胴回りはキツキツもブカブカも駄目。こぶし1つのゆとりが目安です。
Point3:着丈
上着がつまめるくらい。着丈はヒップが隠れるくらいの長さがベスト。
Point4:袖丈
袖丈はシャツが1〜1.5cm出るくらいの長さが最も良いバランス。
Point5:ウエスト
ウエストは軽く指が入る程度が最適。大きいとずり落ちてみっともなくなります。
Point6:スラックスの長さ
スラックスの長さは靴の甲でたるむくらい。短くても長くてもアンバランスです。
Point7:上着のボタン
3つボタンでも2つボタンでも、最下部のボタンは外して着用します。
Vゾーンの表情はネクタイで決まります。正しいネクタイの結び方を覚えてキリッとしたスーツスタイルを身に付けましょう。
プレーンノット
最もシンプルなネクタイの結び方。レギュラーカラーシャツにすっきりとコーディネイト。標準体型の方にお勧めです。
ダブルノット
プレーンノットより結び目が大きくなります。ボタンダウンやロングポイントカラーシャツがぴったり。細身体型の方にお似合いです。
セミウインザー・ノット
結び目が大きく、クラシカルなワイドカラーと相性が良い結び方。スポーツマン体型の方にマッチします。
レディスの場合の着こなしポイントを解説しましょう。
Point1
胸から肩のシルエットがポイントです。ボタンは全部留めてバスト・肩まわりのゆとりを確認します。
※女性の場合、上着のボタンは全部留めるのが一般的です。
Point2
肩回りには動きやすいゆとりを。試着の際、腕を動かしやすいか、確認します。
Point3
袖丈は、手首にかかる程度が基本です。長めの場合は親指の付け根あたりを目安に合わせます。袖口からシャツがのぞかないように気を付けて確認します。
Point4
着丈はヒップの一番高いところを目安に合わせるとスタイルよく見えます。小柄な人は着丈を少し短めにするとスッキリ見えます。
Point5
スカート丈は座ったときにひざ上10cm以内の長さ、立ったときにひざが半分隠れる長さを目安に、必ず座ってチェックしましょう。パンツ丈はパンプスで合わせる場合、靴を脱いでかかとが完全に隠れるぐらいを目安にしてください。
一般的に人の第一印象は、6〜10秒くらいで決まるといわれています。つまり、あいさつの仕方や体型、服装や身だしなみ(何をどんなふうに着ているのか)を判断材料として、その人物に対しさまざまな先入観や感情を抱いたりします。それは就職面接のシーンでも同様といえ、面接官との最初の6〜10秒がその面接の行方を大きく左右するかもしれません。
社会人として正しい服装術を身に付け、あなたの個性をより良いカタチで面接官に伝えていくために、そして就職活動成功のための情報源として、今回の内容を活用していただければ幸いです。
株式会社アオキインターナショナル勤務。
同社に新卒で入社。メンズプラザアオキでの店長、新業態1号店の店長を経験し、人事部へ異動。新卒・中途採用責任者として採用業務のトータルマネジメントに従事。その後、新人・中堅社員およびパート社員教育のかたわら、GCDF-Japanキャリアカウンセラー資格を取得。現在、営業本部にてメンズプラザアオキの営業企画を担当。
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