NTTデータ先端技術とグローバル ナレッジ ネットワークは6月4日、協業してインフラ設計・構築に関する教育サービスを提供すると発表した。
今回のサービスの背景としてグローバルナレッジは、システムインテグレータが顧客企業の要求や課題を解決する際にはIT基盤の最適な設計が必要であり、技術者は製品知識や固有の要素技術のほかに、IT基盤に関する基礎知識が求められていると説明。こうした知識を補うために、入社1年目から5年目レベルの若手技術者を対象にしたeラーニング教材「インフラ設計の基礎」を販売するとしている。
製品は「インフラ設計の基礎 〜システム方式技術(性能編)〜」と「インフラ設計の基礎 〜システム方式技術(信頼性編)〜」の2つ。前者は性能設計の考え方や、オンライン処理、バッチ処理の性能設計を行う上で考慮すべきポイントについて解説する。一方、後者は信頼性の現状や考え方、オープンシステムで信頼性を実現するための技術概要、信頼性設計を行う上での考え方や流れについて解説する。
特徴として、いずれも性能設計や信頼性設計を行う上でのポイントを説明するだけでなく、関連する事例も紹介している。このため、実務に生かせる知識を習得できるとグローバルナレッジは説明している。
対象者はそれぞれ、基本情報技術者レベルの知識を持ち、オープンシステムにおける性能設計または信頼性設計を行う技術者や、オープンシステムを用いた開発に携わるプロジェクトメンバーなど。ともにASP形式で提供し、標準学習時間は2.5時間。価格はいずれも1ライセンス当たり3万1500円(税込み)。
両社は今後もIT基盤技術に関する集合研修やeラーニングの開発、実施、マーケティング活動などで協業していく予定だという。
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