毎日コミュニケーションズと翔栄クリエイトは、新社会人を対象に「オフィス環境」に関する意識調査を実施し、その結果を8月6日に発表した。
調査期間は2008年6月18日〜7月2日の3週間、2008年4月入社の新社会人を対象にインターネットで調査を行った。サンプル数417、うちIT業界が11.7%、うちエンジニアは15.7%。回答者全体のうち、男性は31.1%で、女性は68.8%。
調査の結果、「入社してから悩みがある」と答えた新入社員は64.2%だった。悩みの内容で最も多かったのが「仕事を続けられるかどうかの不安」(59.5%)。次いで多かったのが人間関係への悩みだ。「先輩との人間関係」が55.5%、「同期との人間関係」が26.6%と大きな比重を占める。「客(営業先)との関係」が11.7%から、社内での人間関係で悩む新人の方が多いことが分かる。
悩みを持つ新入社員の55.8%は、悩みの原因について「コミュニケーションが円滑に行われていないことに起因する」と分析している。
アンケート調査期間は入社して2〜3カ月の時期だが、「今後、転職をしたい」と考える人は39.6%と4割近い。また、「転職の際にオフィスを重視する」と答えた人は55.6%で半数以上いた。現在のオフィス機能について「執務スペース以外、特別な施設はない」という回答が74%だった。オフィス機能への要望では「カフェテリア」が50.6%で最も多かった。
アンケートを実施した毎日コミュニケーションズと翔栄クリエイトは、以上のような回答から、「コミュニケーションを活性化させるための1つの施策として、執務室以外の施設の充実があってもよいのでは」と述べている。
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