エン・ジャパンは9月2日、派遣社員の2008年7月の平均時給を発表した。派遣情報サイト「[en]派遣のお仕事情報」に掲載された職種の求人情報について、募集時の平均時給を基に分析した。
7月の全国の派遣社員の募集時平均時給は1625円で、前月1620円から0.3%増となった。4カ月ぶりに上昇に転じた6月に続き、2カ月連続で上昇。
職種別に見ると、IT系(システムエンジニア、プログラマ、ネットワークエンジニアなど)の職種が最も高い傾向は変わらず、前月比0.1%増の2056円だった。続く技術系(CAD・設計やハード系設計など)の職種は最も上昇率が高く、前月比2.3%増の1730円。技術系職種は2008年5月まで下降傾向にあったものの、6月から上昇基調にあり、今回大幅に伸びたことで、全体の平均時給を押し上げる一因となったと同社では説明している。詳細な職種別で見ても、ハード系設計が前月比9.7%増の1981円となり、6月の8位から4位に上昇している。
エリア別では、これまで上昇傾向だった東海エリアが前月比0.5%減の1448円と減少に転じた。最も上昇率が高かったのは東北エリアで、前月比2.1%増の1150円。逆に、北信越エリアは前月比2.6%減の1133円と、大幅に減少した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.