データベースの導入、運用を手掛けるベンチュリーシステムズは10月2日、新卒内定者を対象としたデータベースエンジニア育成支援サービス「Initial-V」の提供を開始したと発表した。
Initial-Vは、日単位で学習の進ちょく管理を行う学習支援サービス。就職を控えた内定者にORACLE MASTER(ORACLE MASTER Bronze Oracle Database、ORACLE MASTER Silver Oracle Database)を取得させることを目的としている。教本は翔泳社のオラクルマスター教科書。ユーザーには、各自教本で自己学習をさせる。ユーザーの進ちょく報告や学習方法における悩み相談に対し、ベンチュリーシステムズがアドバイスをするのがサービス内容だ。やりとりは、メールが中心だが、電話や対面でフォローをすることもある。アドバイスの回数に制限は設けていない。
同社の担当者は、「技術的なことは教本に書いてあるので、技術的な質問は出ないと想定している。それよりも、データベースをどう学習していいか分からない人、卒業論文や卒業旅行などで学習のタイムマネジメントに苦戦している人を支援するサービス」であると説明する。また、入社前に内定者を遊ばせない、自己管理能力を身に付けさせる、モチベーション低下による内定辞退の抑止になるなどの効果があるとしている。
Initial-Vは、同社のデータベースエンジニア育成ノウハウを、社外向けにサービス化したという。Bronze SQL基礎I試験の学習期間を、IT業界経験者は約2週間、IT業界未経験者は約4週間と設定しているが、これらは社内研修のデータが基準となっているという。
価格は、基本コースで1人1コース12万5000円(税別)から。
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