ライブドアは10月31日、一般の開発者と共同でWebアプリケーションを展開していくプロジェクト「EDGE co.Lab」(エッジコラボ)を開始した。現在、このプロジェクトに参加する開発者を募集している。
EDGE co.Labは、一般の開発者が制作したWebアプリケーションに対し、ライブドアがサービス展開のノウハウや技術を提供するプロジェクト。具体的には、サーバの(一定期間)無償提供、マネタイズノウハウ提供、サービス規模拡大における技術協力、ライブドアのサービスとの連携など。共同プロジェクトといっても、開発者が負担する費用はない。サービスで得た利益も開発者に帰属する。ただ、「今後サービスの規模が拡大し、広告が入るようになった場合や、ライブドアのAPIを使用するなどして公認サイトになった場合は、利益をシェアする予定」(同社広報)とのことだ。
開発者はライブドアとタッグを組むことで、サービスのユーザー数増加や認知度アップ、快適なアクセス環境の維持、サーバ費用の削減などが狙える。対象は、「面白いサービスを作ったが注目されない」「注目されたけどサーバが不安定で継続的にサービスを続けられない」「サイト1つでは稼げない」といった悩みを持つ開発者。ライブドアはこうした開発者が「結局は開発からフェイドアウトせざるを得ない現状。これを打破すべく開発者を支援したい」としている。
Webアプリケーションの募集は、EDGE co.LabのWebサイトで行っている。応募された案件に対して、ライブドアの志向にマッチするか、ライブドアコンテンツと融合するかなどの基準で選考し、合致する案件については適宜プロジェクトを開始するという。現時点では、案件数に上限はないとのこと。EDGE co.Lab第1弾としては、麻雀上達コミュニティサイト「何切る?!」(http://nnkr.jp/)がある。
ライブドアはEDGE co.Labを通じ、面白いコンテンツの発掘、自社コンテンツ開発費用削減、コンテンツの成功による将来的なlivedoorサイトでのPV増加を目指している。
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