楽天は11月29日、「楽天テクノロジーアワード」を発表した。楽天が今年度創設したもので、インターネットサービスを支えるテクノロジへの貢献に対して表彰した。
金賞はミラクル・リナックスの吉岡弘隆氏。受賞理由として、企業や教育機関の枠組みを超えたコミュニティ活動による、IT産業の魅力の向上や人材育成への貢献が挙げられた。
銀賞は『24時間365日 サーバ/インフラを支える技術』の著者である安井真伸氏、横川和哉氏、ひろせまさあき氏、伊藤直也氏、田中慎司氏、勝見祐己氏の6人。スケーラビリティやパフォーマンスに関する重要性を広く公開し、インターネットの根幹を支える技術領域の発展に貢献したことが評価された。
ルビー賞は笹田耕一氏とPreferred Infrastructureが受賞。笹田氏はRuby言語処理系であるYARVの開発を通じてRubyの普及に貢献。アカデミックな領域でもRubyの性能向上に向けた取り組みを行い、産学連携の新しい展開を切り開いた。Preferred Infrastructureは大学発のベンチャー企業として数々の有力企業と連携を行い、日本のWebの技術力を底上げしていると評価された。
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