エンジニアや事務職に特化した派遣会社ジェーオービーは2月23日、ITエンジニアの業務遂行能力を判定するスキル診断ツール「テクすきPLUS」の販売を開始した。
テクすきPLUSは、同社が2008年8月1日に発売したテクすきのリニューアルバージョン。テクすき同様、Java、C、C++の3言語について、プログラマやシステムエンジニア(SE)の経験値や問題解決能力など実践的なスキルを測る診断ツールである。提供形態はUSBで、PCにUSBを差し込むと自動で起動し、開発業務に関する問題をPC上で出題する。正答率などを基にユーザーの実力をレベル別に判定する。
旧バージョンであるテクすきとの違いは大きく5つ。1つ目は問題数。テクすきは問題数が約200問だったが、テクすきPLUSは約250問に増量した。
2つ目は、自作問題が追加できること。会社や業務によって固有の技術経験・知識が求められる場合に備え、ユーザーがオリジナルの問題を追加できる仕組みを作った。
3つ目は、経済産業省が情報処理推進機構(IPA)と連携して取りまとめを行った『共通キャリア・スキルフレームワーク第一版』への対応だ。テクすきPLUSの問題は、共通キャリア・スキルフレームワークを意識した作りになっており、問題のレベル1〜4がそのまま共通キャリア・スキルフレームワークのレベル1〜4に対応している。診断結果も、情報処理技術者試験と対応している。
4つ目は成績の付け方だ。テクすきでは5段階評価(S、A、B、C、D)で、上級レベルがS、初級レベルがDとしていたが、テクすきPLUSでは4段階評価(S、A、B、C)で、上級レベルがS、初級レベルがCとした。
価格は1本4万8000円(税抜き)で、テクすきのほぼ半額。3本セットで12万9600円というプランもある。
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