いまさら聞けないiPhone/iPadアプリの作り方の基礎SDKで始めるiPad/iPhoneアプリ開発の勘所(1)(2/4 ページ)

» 2010年06月08日 00時00分 公開
[竹内彰吾株式会社ビーブレイクシステムズ]

iPhone SDKを使うには、どうすればいいの?

Apple Developerに登録してみよう

 Apple Developerに登録すると、アップル製品のソフトウェア開発に必要な各種サポートが受けれられるようになります。

 iPhone/iPadアプリを開発する場合、開発環境や各種ドキュメントを無償ダウンロードできるようになるので、まずは、こちらを登録しましょう。

 以下のサイトを表示し、「Get Started」をクリックします。

 次に、以下のApple IDを持っているかどうかを尋ねる画面が開きます。

 登録には、「Apple ID」が必要なので、持っていない場合は「Create an Apple ID 」を、すでに持っている場合は「Use an existing Apple ID」を選択し、指示に従って登録処理を進めてください。

 既存のApple IDを使用する際に、アカウント情報(姓名など)に日本語(2バイト文字)が使用されていると、登録が進められない場合があるので、注意が必要です。そうなった場合は、開発用のApple IDを「Create an Apple ID」から新規作成し、アカウント情報は英語のみで登録して進めるのがいいでしょう。

iPhone SDKをダウンロード

 Apple Developerへの登録が完了すると、「iPhone Dev Center」というiPhoneアプリ開発のサポートページにログイン可能になります。ここからiPhoneアプリの開発ツールであるiPhone SDKのインストーラをダウンロードし、Macにインストールしましょう。

 下記のサイトを表示して「Log in」をクリックします。

 ログインページからApple IDでログイン後、ページ中央部に「Xcode x.x.x and iPhone SDK x.x」というリンクがあるので、iPhone SDKのディスクイメージファイル(.dmgファイル)をダウンロードしてください。

 なお本連載では、最初は「Xcode3.2.2 and iPhone SDK 3.2」のバージョンを用いて解説していきます。

iPhone SDKのインストール

 ダウンロードしたディスクイメージファイルをダブルクリックすると、中にはPDFファイルとインストーラ(.mpkgファイル)が入っていますので、インストーラをダブルクリックして起動します。

 「ようこそiPhone SDKインストーラへ」というダイアログが表示された後は、指示に従ってMacにインストールしてください。

 これで、開発環境はすべて整いました。次ページでは、「いよいよ、開発に着手!」といきたいところですが、その前にiPhone/iPadアプリがどのような仕組みで動くかを簡単に説明します。

コラム 「iPhone Developer Programというものがある」

Apple Developerに登録すると、iPhone Developer Programというサービスへの登録が可能になります。こちらに登録すると、下記のことが行えるようになります。

  • 開発したアプリをiPhone実機に移してテストやデバッグが行える
  • 開発したアプリをApp Storeで配布できる
  • 最新の開発環境を手に入れることができる(時期バージョンのBeta版など、2010年6月8日現在、iPhone SDK 4 GM seedを入手できる)

ただし年間費用の掛かる有料サービスなので、本連載では登録手順は省略し、まずはMac上でアプリを動かすところまでを説明します。後ほど実機テストやApp Storeへの登録が必要となった際は、下記の連載をご参照ください。

ここが大変だよiPhone実機テスト+OS 3.0の新機能
ここが大変だよiPhone開発(4)
 作成したアプリをiPhone/iPod touchの実機で動かす手順を説明し、iPhone OS 3.0で追加された気になる機能とサンプルも紹介します
デザインハックリッチクライアント 2009/10/27

iPhoneアプリケーションをApp Storeに登録してみた
これ、俺ならこう使う(6)  App Storeに登録するまでの手順。プロビジョニングプロフィールの作成やiPhoneへのインストール、アプリをビルドするときの注意点などを説明
リッチクライアント & 帳票」フォーラム 2009/2/10


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