2010年5月19〜21日で開催されたGoogle I/OでAndroid 2.2が発表されました。
Android 2.2はマイナーバージョンアップという位置付けですが、マイナーバージョンアップにしては、とても大きな変更が加わっています。
例えば、Flash Player 10.1の搭載、JITコンパイラの搭載、マルチタッチのサポート、テザリングは、非常に大きなアップデートです。
今回は、Android 2.2で加わった変更点と新機能を12個、解説していきます。Android 2.2では、ユーザーのための機能追加、開発者向けの機能追加、APIの変更とバグフィックスが含まれています。
ちなみにAndroid 2.2の新機能を使用して開発するには、Android SDKの新しいプラットフォーム、「Android-8」をダウンロードする必要があります。Eclipse ADTは0.9.7が必要です。NDKもバージョン4がリリースされています。
また6月23日にはソースコードも公開され、「Android Open Source Project」からダウンロードできるようになりました(参考:Google、「Android 2.2」のソースコードを公開)。興味ある方は、ソースコードを読んでみてはいかがでしょうか。
Android 2.2の大きな特徴といえるのが、Flash Player 10.1の搭載です。これにより、Flash Liteではない、PC用のFlashアプリが、そのままAndroid端末で動かせるようになるといわれています。
Flash Player 10.1自体は、6月11日に公開されています(参考:Adobe、「Flash Player 10.1」と「AIR 2」の正式版をリリース)。そして、前述のソースコード公開に伴い6月22日には、アップル提供以外のモバイル端末にプリインストールするべく各企業にリリースしたという発表もありました(参考:Adobe、Flash Player 10.1をモバイル企業にリリース)。
もちろん、プリインストールではなく、勝手にFlash Player 10.1をダウンロードして使うこともできるようです。7月1日現在、まだベータ3版ですが、Android 2.2を搭載した端末をお持ちの方は、Adobe Labsのサイトからダウンロードしてぜひ試してみてはいかがでしょうか(参考:Android 2.2でFlashを試す――ロードは遅いが画質は良し)。
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