スマホアプリ向け機能が大幅に追加されたAdobe AIR/Flexフレームワークの便利機能を使ったアプリ開発の仕方を解説。
本稿では、先日新しくリリースされたFlash Builder 4.5.1/Flex 4.5.1/Adobe AIR 2.6のAndroidアプリ開発機能に焦点を当てます。アプリ開発における作業の手順を、プロジェクト作成から画面作成、デザインの適用まで説明します。
バージョンが少し下がるものの、基本的な機能は共通なFlash Builder 4.5/4の詳細やダウンロード・インストールの仕方は、下記記事を参照しておいてください。
また、Android向け機能を中心としたAdobe AIR 2.5についての詳細は、下記前回記事「スマホ向けアプリ開発の扉を開くAdobe AIR 2.5とは」を参照しておいてください。
Flash BuilderでAndroidアプリを開発するためには、[モバイルプロジェクト][モバイルライブラリプロジェクト]を作成して開発を始めます。Flash Builder 4.5.1では、Flexモバイルプロジェクト用に3種類のモバイルアプリケーションのテンプレートが用意されています。
[モバイルプロジェクト]は、モバイルアプリを開発するために必要となるプロジェクトです。ActionScriptとFlexで開発できるようにプロジェクトが2つに分かれています。
Flex SDKのモバイル機能とモバイルコンポーネントを使って開発するためのプロジェクトです。今回は、このFlexモバイルプロジェクトを使ったAndroidアプリ開発について説明します。
ActionScriptを使って開発するためのプロジェクトです。画面遷移や画面解像度対応などは、自前で処理する必要があります。
モバイルライブラリプロジェクトは、[Flexライブラリプロジェクト]を作成する際に[モバイルライブラリ]にチェックを入れます。このプロジェクトには、複数のプロジェクトにまたがるようなコンポーネントやユーティリティクラス、または、スキンなどが含まれます。
まずは、Flash Builder 4.5.1の[ファイル]→[新規]→[Flex モバイルプロジェクト]を選択して[新規Flexモバイルプロジェクト]ウィザードを開始しましょう。
図1のように[新規Flexモバイルプロジェクト]ウィザードの最初のページは、[プロジェクトの場所]です。[プロジェクト名]を入力します。プロジェクトの場所を確認して、[次へ]ボタンを押下して[モバイル設定]ページに進めます。
[モバイル設定]ページでは、最初に[ターゲットプラットフォーム]を選択します。これによって生成できるアプリを指定します。今回は、[Google Android]にチェックが入っていることを確認します。
次ページでは引き続き、Flexモバイルプロジェクトをウィザードで作成していきます。次に、[アプリケーションテンプレート]タブで作りたいアプリに適したテンプレートを選びます。
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