「そのおばかアプリ、もっと面白くなるはずです」おばかアプリの百戦錬磨の2人を相手に、活発なブレスト会議が行われた
おばかアプリ選手権が今年も8月20日に開催されます。本戦に先立って、参加希望者やこれまでの参加者が、おばかなアイデアを持ち寄り、あーでもないこーでもないと知恵を出し合い、アプリのおばかの純度を高めていくための「おばかアプリブレスト会議」が7月16日に日本マイクロソフト品川オフィスで行われました。
まず、シグマコンサルティングの菅原さんが、マイクロソフトのクラウド・プラットフォームであるWindows Azure上で開発した、おばかなFacebookアプリ「加賀徹子」「あんたが大小」をデモしました。レディーガガをモチーフに作成した「加賀徹子」アプリは、思った以上に超ヒットし、最初の1週間で3000ユーザーに達したそうです。また、大小ゲームに実装した「地下室モード」を再現するために、わざと負けるような賭け方をしてデモをしたにもかかわらず、大勝利を果たし、菅原さんは一生分の運を使ってしまいました。
続いて、日本マイクロソフトの方からのWindows Phoneのデモもあり、参加者は興味津々で実機を触りまくっていました。
さあ! ここからが本番。シグマコンサルティングの橋本さんによるおばかアプリ開発のヒント「おばかにつける薬はありません」のプレゼン。おばかアプリをどのように発想し、作っていくのかが過去の事例を踏まえて紹介されました。
他の人は何とも思ってなくても、自分がやりたい、実現したいと思ったことをアプリにする。そしてネーミングも重要。ぱっと見は普通のアプリでも、ネーミング次第でユーザーの見方が大きく変わります。
プレゼンの後、あらかじめ回収されていたアイデアノートの中からピックアップされたアイデアから順次簡単にプレゼンをして、ブレストされるという流れになりました。 ブレストの相手はカヤックを一躍有名にしたヒット商品、YUREXの母・天羽裕美さん(現:わにくん)と、ポケットフレンズコンチの父・牛木匡憲さん。おばかアプリのばかばかしさを考えるブレスト相手として、これ以上ないツワモノがやってきました。
さあ、2人の胸を借りて、ブレスト開始です。まず1人目の青木さんが、その場で考えて出したというアイデアは、ウソ発見器。といってもタダのウソ発見器ではありません。練りに練られた絶妙な質問をすることで、相手にウソをつかせます。キネクトを使ってウソを分析したなどとそれらしい言葉を並べ、被験者をどんどん追い込んでいきます。
佐藤さんが考えたアプリは、女性のバイオリズムを記録して排卵日を予測する超人気Webサービスの対抗馬、その名も「勃起日予測」です。
日々の勃起活動を記録していくことで、次いつ勃起するのかを教えてくれ、位置情報と連動した勃起IN機能(foursquareのチェックイン)を使うと「この場所で4人が勃起しています」などという情報が表示されるようになります。そして、筆者のように恥ずかしくなって使わなくなると「ちゃんと勃起してる?」とリマインドしてくれる親切さもあります。
このアプリを海外展開する際には、ちょっとひねりを加える必要がありそうですね。筆者もファミレスでこの原稿を書いていて、他人の目がとても気になってしまいました。
名前を入力して検索するだけで、将来の運命の人の写真と名前が表示されてしまうというとんでもないアプリです。といっても、ユーザーがあらかじめ運命の人は私だよと設定しておき、意中の異性がこのアプリを使うように仕向けるという仕様です。
アイデア自体はシンプルでしたが、会場からは
という意見が出ていました。
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