CCNA(Cisco Certified Network Associate ):@IT自分戦略研究所 資格辞典
CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、シスコシステムズが認定するシスコ技術者認定の1つ。4段階あるうちのアソシエイトレベルで、シスコ技術者認定のうち最もポピュラーな資格。上位の資格であるCCNP試験を受験するための要件の1つである。
受験者には、WANでのリモートサイト接続の実装と確認を含め、中規模ルーテッドネットワークおよびスイッチドネットワークの導入や設定、運用、トラブルシューティングを行うための知識が問われる。
試験は大きく分けて2種類。コンピュータを用いたCBT方式と、シスコシステムズの製品のシミュレータを用いた実技試験がある。受験料は、取得パターンによって異なる。
CCNAの資格を取得には、2通りの取得パターンがある。
- CCNA(640-802J CCNA)に合格する
- ICND1(640-822J ICND Part1)とICND2(640-816J ICND Part2)に合格する
1.の場合、受験料は2万6775円(税込)。
2.の場合、受験料は合わせて2万6776円(税込)。
●CCNA
試験時間は90分。問題数は50〜60問。
- ネットワークの仕組みの説明
- スイッチ間通信を行うVLAN接続されたスイッチの設定、確認、およびトラブルシューティング
- 中規模エンタープライズブランチオフィスネットワーク要件に対応するIPアドレッシング方式およびIPサービスの実装
- シスコ製デバイスでの基本的なルータの動作とルーティングの設定、確認、およびトラブルシューティング
- WLANに必要な適切な管理タスクの説明と選択
- ネットワークに対するセキュリティ面の脅威の特定およびこれらの脅威を軽減するための一般的な方法の説明
- 中規模エンタープライズ・ブランチオフィス・ネットワークでのNATおよびACLの実装と確認、およびトラブルシューティング
- WANリンクの実装と確認
●ICND1
試験内容の詳細は、CCENTに記述。
●ICND2
試験時間は90分。問題数は40〜50問。通常の選択問題と、ネットワークシミュレータを使った演習問題がある。演習問題では、ソフトウェア上でシミュレータを使って回答する。
- スイッチ間通信を行うVLAN接続されたスイッチの設定、確認、およびトラブルシューティング
- 中規模エンタープライズ・ブランチオフィス・ネットワークのネットワーク要件に対応するIPアドレッシング方式、およびIPサービスの実装
- シスコ製デバイスでの基本的な動作とルーティングの設定およびトラブルシューティング
- 中規模エンタープライズ・ブランチオフィス・ネットワークでのNATおよびACLの実装、確認、およびトラブルシューティング
- WANリンクの実装と確認
本資格には有効期限が定められており、合格日から3年間、有効である。資格の再認定が可能であり、再認定を受けるには、認定の有効期限内に次のいずれかの条件を満たす必要がある。
- 現行のICND2試験、CCNA試験、CCDA試験に合格する。
- CCNA Concentration試験の1つ(Wireless、Security、Voice、または SP Ops)に合格する。
- 現行のプロフェッショナルレベル試験の1つに合格する。
- 現行のシスコ スペシャリスト試験の1つ (Sales Specialist、MeetingPlace Specialist、Implementing Cisco Telepresence Installations [ITI]、Cisco Leading Virtual Classroom Instruction 試験を除く)に合格する。
- 現行のCCIE筆記試験の1つに合格する。
- 現行のCCDE筆記試験に合格する。
- 現行のCCDE実技試験に合格する。
- アーキテクトインタビューおよびアーキテクト委員会審査に合格する。
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