1つのアクセスポイントには、複数のSSIDを指定でき、SSIDとVLANをマッピングできます。
例えば、社員用には強固なセキュリティを実装したSSID、ゲスト用にはインターネット接続だけを許可する、セキュリティがないSSIDというように、アクセスポイントには複数のSSIDを実装できます。
AutonomousAPで、1つのAPに複数のSSIDを設定して、SSIDとVLANをマッピングした場合、スイッチのポートはトランクポートに設定します。
SwitchAのfa0/1を802.1Qトランクポートにし、VLAN10とVLAN20を許可する設定です。
SwitchA(config)#interface fa0/1 SwitchA(config-if)#switchport encapsulation dot1q SwitchA(config-if)# switchport trunk allowed vlan 10,20 SwitchA(config-if)# switchport mode trunk
LightweightAPで、1つのAPに複数のSSIDを設定して、SSIDとVLANをマッピングした場合、スイッチのポートはアクセスポートに設定します。LightweightAPとWLC間においては、LWAPPかCAPWAPがデータをカプセル化して伝送するためです。
ただし、WLCを接続したスイッチのポートはトランクポートに設定します。各VLANのデータにタグを付加する必要があるからです。
SwitchAのfa0/1をアクセスポートにし、VLAN10を許可する設定です。全てのデータトラフィックはWLCを通過します。
SwitchA(config)#interface fa0/1 SwitchA(config-if)# switchport access vlan 10 SwitchA(config-if)# switchport mode access
LightweightAPで必要なVLANは、IPアドレスを取得できてWLCに接続可能なVLANのみです。
内藤佳弥子(ないとうかやこ)
グローバル ナレッジ ネットワーク ソリューション本部に在籍。IT業界でヘルプデスク、ユーザーサポートを経てトレーナーになる。現在は、Cisco認定トレーナーとして、CCNA、CCNPのコースなどのCisco認定トレーニングコース、ネットワーク系オリジナルコースを担当している。グローバル ナレッジ ネットワーク講師寄稿記事一覧はこちら。
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