新製品発表でさらに盛り上がるiPhoneのアプリ開発を始めたいMac初心者を対象に、基本的なOS Xの使い方などをWindowsと比較しながら解説。Macで開発する際に最初にやるべき9つのことも
本日ついに、iPhone 5が発表されました。iPhone 4Sと比べて、さらに大きくなったディスプレイ、薄くなった軽くなった本体、速くなったCPU「A6」、「Dock」コネクタから「Lightning」コネクタへの変更、動画撮影中の静止画の撮影機能、パノラマ撮影機能、そしてLTE対応などが注目されています。
日本でも9月21日から販売開始予定です。そして、iOS 6は9月19日に配信予定です。詳細は、以下の記事をご覧ください。
開発者として気になるのは、iOS 6 SDKでしょう。こちらは、本日からXcode 4.5を含むGM(Golden Master、出荷版)が提供開始されています。上記パノラマ撮影機能が追加されたようです。
iPhone 5の発表やiOS 6 SDKのGM版が利用可能になり、ますますiPhoneアプリを作ってみたいという方が、増えたのではないでしょうか。
しかし、WindowsからMacintoshに移行してみたけど、どう使うか分からない、ましてやiOSアプリを開発するなんてもってのほか……と思っている方も多いでしょう。本連載では、「今までWindows PCを使っていたけど、iOSアプリを作るために最近になってMacを手にした」というMac初心者を対象に、開発ツールXcode/iOS SDKを使ってiPhone/iPadアプリを作る方法を、プログラミング言語「Objective-C」の書き方/文法を交えて解説していきたいと思います。
iOSアプリ開発の話に入る前に連載第1回では、MacBook Airの歴史や、基本的な「OS X」(旧、Mac OS X)の使い方などを、Windowsの使い方と比較しながら解説します。また、対象とする端末は原稿執筆時点で最新のMacBook Air(2012年6月12日発売)で、OS Xも最新のMountain Lion(10.8)とします。
MacBook Air(マックブック エア)は、アップルが開発・販売するノート型パソコンです。その姿が世間に初めてお目見えしたのは、2008年1月15日にサンフランシスコで開催されたMacworld Conference & Expo 2008のことでした。
“Something in the air.”の正体は:「MacBook Air」から「Time Capsule」まで、4つのテーマで語られたスティーブ・ジョブズ氏基調講演 (1/3) - ITmedia PC USER via kwout
当時は、薄型で軽量かつスタイリッシュなボディがセンセーショナルを巻き起こし、かく言う筆者も発売と同時に購入し、某喫茶店でおもむろに封筒から取り出してみたりしながら、優越感に浸っておりました。登場したころは、あくまで外出用のサブマシンとしてのイメージが強く、開発用のメインマシンとして使えるほどスペックは高くありませんでした。
そんなMacBook Airも登場から数回のモデルチェンジを経て、スタイリッシュな見た目はそのままに、フラッシュメモリ(SSD)の搭載やCPUの強化などが施され(参考:1万円安くなったモデルも:アップル、第3世代CoreとUSB 3.0搭載の「MacBook Air」――512GバイトSSDを選択可能に - ITmedia PC USER)、今ではメインマシンとして使用してもなんら支障がないほどに進化しています。
次ページからは、そんなMacBook Airに搭載されるOS X Mountain Lionの使い方をWindowsでの使い方と比較して紹介します。
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