WinユーザーがiPhoneアプリ開発を始めるためのMacの基礎知識iOS SDKで始めるObjective-C入門(1)(2/4 ページ)

» 2012年09月13日 00時00分 公開
[平井祐樹,クラスメソッド]

Windowsと比較した、Macの基本的な使い方

 ここからは、Macに搭載されるOS X Mountain Lionの使い方をWindowsでの使い方と比較して紹介します。

キーボードの違いキーボードの違い

 まずキーボードを眺めて見ましょう。Windows PCになかったもの、逆にWindows PCにあったのに見当たらないものがありますが慌てないでください。基本的な使い方はWindowsと変わりません。以下の対応表をご覧ください。

表 キーボード対応表
Windows Mac
[Ctrl]キー [command]キー(たまに[control]キー)
[Alt]キー [option]キー
[Shift]キー [shift]キー
[半角/全角]キー [英数]キー、[かな]キー
[Backspace]キー [delete]キー
[Delete]キー [delete]キー+[fn]キー
右クリック [control]キー+クリック
[F1]〜[F12]キー [fn]キー+[F1]〜[F12]キー


アプリケーションの起動アプリケーションの起動

 Windowsでは、タスクバーのクイック起動からアイコンをタップするか、[スタートメニュー]→[すべてのアプリケーション]からアプリケーションを選択してアプリを起動していましたが、Macではどうでしょうか。

図1 Windowsのスタートメニューとタスクバーのクイック起動

 画面下にアイコンが並んでいる領域がありますが、これはWindowsでいう[タスクバー]の[クイック起動]と同じような働きをします。この領域をMacでは「Dock」と呼び、アイコンをタップするとアプリケーションが起動します。ここにはよく使うアプリケーションを登録しておきましょう。

図2 Dock

 また、Windowsのすべてのアプリケーションのようにインストールされているアプリケーションをすべて表示するには、Dockの右側にあるアプリケーションをタップします。すると、Macにインストールされているアプリが表示されます。

図3 アプリケーションフォルダの表示

 アプリケーションを起動するには、Dockに表示されるアイコンをタップするか、アプリケーションフォルダに表示されるアイコンをタップします。

Dockによく使用するアプリケーションの登録

 アプリケーションフォルダからDockに追加したいアプリケーションをドラッグ&ドロップすると、Dockにアプリケーションを追加できます。

Dockからよく使用するアプリケーションを削除Dockからよく使用するアプリケーションを削除

 登録済みのアプリケーションのアイコンをDockの外にドラッグ&ドロップすると、Dockからアプリケーションを削除できます。

ウィンドウ操作ウィンドウ操作

 ウィンドウ上部に表示されるボタンですが、微妙にWindowsと動作が異なります。動作の違いは以下の通りです。

図4 ウィンドウ
  • 赤ボタン
     ウィンドウを閉じる。が、あくまでウィンドウを閉じるだけでアプリケーションは終了されない
  • 黄色ボタン
     ウィンドウを最小化。[command]+[m]キーでも最小化できる
  • 緑ボタン
     ウィンドウを拡大するズームボタン。あくまで拡大で最大化ではない。この辺の動作が、どうしても最初は慣れないかもしれない

アプリケーションの終了アプリケーションの終了

 MacではWindowsのようにウィンドウを閉じただけではアプリケーションを終了できません。アプリケーションを終了するには、以下の3つの方法があります。

1.アプリケーションメニューから終了
 アプリケーションメニューから[{アプリケーション名}を終了]を選択

図5 アプリケーションメニューから終了

2.Dockから終了
 Dockに表示されている終了したいアプリケーションを右クリック([control]+[タップ])し、終了を選択

図6 Dockから終了

3.[command]+[q]キーで終了
 終了したいアプリケーションのウィンドウを選択し[command]+[q]キーを押すと、アプリケーションが終了する

 次ページでは、エクスプローラとFinderの違いやMacを使う際に最初にやっておくべき9つのことを簡単に説明します。

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