タオソフトウェアは10月9日、「アンドロイドスマートフォンプライバシーガイドライン by タオソフトウェア」と題するドキュメントを公開した。
タオソフトウェアは10月9日、「アンドロイドスマートフォンプライバシーガイドライン by タオソフトウェア」と題するドキュメントを公開した。Androidのアプリケーション開発者を対象に、プライバシー面で配慮すべき事柄をまとめた文書で、Apache License2の下、無償で公開されている。
この文書のベースとなっているのは、総務省の「スマートフォンを経由した利用者情報の取り扱いに関するWG(ワーキンググループ)」の最終取りまとめである「スマートフォン プライバシー イニシアティブ - 利用者情報の適正な取り扱いとリテラシー向上による新時代イノベーション」というドキュメントだ。利用者情報の利用目的が不明瞭で、十分な説明のないままスマートフォンに蓄積された情報を取得、活用するアプリが増加し、利用者の不安が高まっていることを背景にまとめられた。
タオソフトウェアでは、スマートフォン全般をカバーしている上記の文書の中から、Androidのアプリ開発者に必要な事項をピックアップし、さらにAndroid特有の要件を追加して再構成。全8章、58ページの文書として公開した。実際の運用に役立つよう、「個別の同意」を取得するダイアログを実装する際のポイントや、プライバシーポリシーの記述方法、サンプルも含まれている。
同社はこの文書によって、Androidアプリの開発者が、利用者が安心して利用できるアプリケーションを効率的に設計し、公開できるよう支援したいとしている。
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