Googleがクエリエンジンを公開した。データウェアハウス系システムのバックエンドを想定した処理速度重視の実装のようだ
米Googleは、カラム指向の超高速クエリエンジンライブラリ「Supersonic」をオープンソースとしてリリースした。ライセンスはApache License 2.0である。
SupersonicはC++で書かれたキャッシュ認識エンジンで、各種データウェアハウスプロジェクト用のバックエンドとして使うことを想定している。低レベルの最適化技術を使って高速化と高スループットを実現した。SIMD命令の活用や効率的なパイプライン方式により、カラム型データ処理の高速化を図っているという。
標準的なカラム型データベースオペレーションのほか、数理演算や文字列操作向けの幅広い専門表現をサポートしている。
Googleでは、新しいDBMSソリューションに取り組む開発者に、データ処理の効率性を高めるツールとしてSupersonicを有効活用してほしいとしている。
Supersonicは、Google Codeのリポジトリから取得できる。
git clone https://code.google.com/p/supersonic/
その他のドキュメントはGoogle Codeのプロジェクトページからアクセスできる。
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