マイクロソフトがApache HadoopとAzure、Windows Serverの連携を推進。アプリケーション開発者向けSDKも公開した
米マイクロソフトは、Apache Hadoopベースのビッグデータソリューションの新しいプレビューを公開した。同社のWebサイトを通じ、Windows Azure向けの「Windows Azure HDInsight Service」と、Windows Server向けの「Microsoft HDInsight Server for Windows」(CTP版)を2012年10月24日から提供開始している(関連リンク)。チュートリアルも同社Webサイト上で公開されており、.NETアプリケーションからの接続用SDKも用意されている。
新しいプレビューは、エンタープライズレベルのApache Hadoop利用促進と、Hadoopベースソリューションの導入シンプル化を目指している。ユーザーはExcel、PowerPivot for Excel、Power Viewなどの使い慣れたツールを利用して、データから実用的な情報を簡単に抽出できるようになるとしている。
マイクロソフトでは、Windows ServerとAzure向けのHadoopベースソリューション提供により、セットアップと導入の障壁が劇的に低くなり、データの種類やサイズを問わず、また、社内にあるかクラウドにあるかを問わず、情報を容易に引き出せるようになると説明。「ビッグデータは企業に答えを示すべきものであって、ITを複雑化すべきものではない」と指摘している。
また、HadoopプロバイダーのHortonworksとの提携も併せて発表し、エンタープライズレベルのHadoopディストリビューション導入を支援する。
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