PHPアプリの処理を高速化するXCacheがバージョンアップした。名前空間をサポートするほか、キャッシュの扱いに自由度を持たせている。
PHPアクセラレータXCacheの最新版となる「XCache 3.0.0」が10月29日にリリースされた。
XCacheはPHPのオペコードをキャッシュしてサーバ上のPHPアプリケーションの高速化を図るオープンソースのアクセラレータである。
最大で5倍の高速化を実現できるとされ、負荷の高いプロダクションサーバに利用されている。Webサーバlighttpdの開発者が率いるXCacheプロジェクトが開発に当たっている。
リリースノートによると、3.0.0では管理者ページのアップデートや名前空間のサポートといった機能強化やバグ修正を盛り込んでいる。
APIのアップデートでは全キャッシュを消去する「clear all cache」に対応し、クラッシュ時にキャッシュを自動的に無効化する機能や、管理者を支援するための診断モジュール、手作業でキャッシュの有効と無効が設定できる機能などが加わっている。
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