.NETアプリケーションを利用するには.NET Frameworkのインストールが必要だ。しかし.NET Frameworkには複数のバージョンがあり、対象に応じて適切なバージョンを選ばなければならない。各バージョンの特性や相互の関係、新たな「.NET Standard」「.NET Core」との関係などを整理して解説する。
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対象ソフトウェア:Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 8.1/Windows 10、Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016、.NET Framework 1.0/1.1/2.0/3.0/3.5/4/4.5/4.5.1/4.5.2/4.6/4.6.1/4.6.1/4.7/4.7.1
.NET Framework対応アプリケーション(.NETアプリケーション)を利用するには、対象コンピュータに.NET Frameworkを展開(インストール)する必要がある。
この展開作業における厄介な問題の一つは、.NET Frameworkに何種類ものバージョンがあって混乱しやすいことだ。展開する.NETアプリケーションに合わせて適切なバージョンの.NET Frameworkを選ばなければならない。そのため、インストール可能なWindows OSのバージョンや展開時の注意点も.NET Frameworkのバージョンごとに把握しておく必要がある。
そこで本稿では、展開上の注意点に焦点を当てて、.NET Frameworkのバージョンごとの特性などを整理して解説する。また、新たに登場した「.NET Standard」「.NET Core」と、.NET Frameworkとの関係についても触れる。
インストール済みの.NET Frameworkのバージョンを確認する具体的な方法については、TIPS「.NET Frameworkのバージョンを確認する方法」を参照していただきたい。
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