「MySQL」創始者のマイケル・ワイデニアス氏ら3人が12月4日、MySQLから派生したMariaDBを守るための非営利団体「MariaDB Foundation」の設立を発表した。
オープンソースデータベース「MySQL」創始者のマイケル・ワイデニアス氏ら3人が12月4日、MySQLから派生したMariaDBを守るための非営利団体「MariaDB Foundation」の設立を発表した。
ミッションステートメントによると、MariaDB Foundationは標準の実装、ほかのデータベースとの相互運用性、トランザクショナルデータベースやNoSQLなど種類の異なるデータベースとの橋渡しを含めたデータベース技術の向上を目標とする。
この目標の達成に向け、MariaDBプロダクトスイートのレビュー、マージ、テスト、リリースにおける技術的作業を提供するとともに、MariaDBプロジェクトとユーザーおよび開発者のためのインフラを提供。MariaDBユーザーと開発者の利益を守り、MySQLも含めたエコシステム継続的な発展に向け、指導力を発揮していくという。
設立の発表は、ワイデニアス氏に加え、MySQLを開発したデービッド・アクスマーク、アラン・ラルソンの3氏が行った。SkySQLとPerconaがそれぞれ100万ユーロを出資する。
これまでに創設メンバーとして8人がサポートを表明しており、さらに創設メンバーとスポンサーを募って2013年2月に役員を選出する予定。それまでの間は暫定的に、ワイデニアス氏が最高技術責任者(CTO)を務める。
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