Apache Software Foundation (ASF)は、分散型データベース管理システムの最新版「Apache Cassandra 1.2」を1月2日にリリースした。
Apache Software Foundation (ASF)は、ビッグデータ用の分散型データベース管理システムの最新版「Apache Cassandra 1.2」を1月2日にリリースした。仮想ノードやアトミックバッチなどの新機能が特徴となる。
Cassandra 1.2では、仮想ノード間のクラスタリング、ノード間通信、アトミックバッチ、リクエスト追跡などの機能が加わった。さらに、Cassandra Query Language(CQL)のバージョン3リリースによってアプリケーションモデリングがシンプル化され、マッピングの強化やデザイン上の制約の緩和を図っている。
Cassandra担当バイスプレジデントのジョナサン・エリス氏は、「密度の高いクラスタのサポート強化によって、ノード当たりマルチテラバイトの処理が可能になったほか、アプリケーションモデリングのシンプル化、データセルストレージやデザインの向上を図り、ぺタバイト級のデータを無理なく処理できるようになった」と説明している。
Apache Cassandraは大規模データの高速処理を特徴とするオープンソースのNoSQLデータベースで、米Adobe Systems、Cisco Systems、IBM、Twitterなどの大手や米政府機関などが採用。Apache License 2.0のライセンスで公開されている。
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